2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アジアカップ決勝トーナメント一回戦

選手のコンディションを考慮できない監督のせいでぐだぐだな試合に。もういいや、負けてしまえと思ったものの、PK戦はさすがにしびれた。

「歴史(下)」(ヘロドトス)

いよいよ対決ということで脱線も減って、それがかえって寂しい感じであります。テルモピュライの戦いはまことに激戦だったものの、サラミス以降は物語としての起伏に乏しくぱっとしないし。亡国の危機に内輪もめをしているギリシア人もあほだなあ。 全体には…

週刊少年チャンピオン35号

「カオシックルーン」(山本賢治)が終了。 いくら他誌に移るのだといっても、この終わりかたはないのではないか。移ること自体はかまわないけれども。面白くないし。

「マッハ!」(プラッチャヤー・ピンゲーオ)

銀座のシャンゼリゼにて。 ストーリーはあってなきがごとしだが、アクションを見せるのに複雑なストーリーは不要。ただスローの多用と、カーチェイスはいらなかったんではないかな。でも難点はそれだけ。アクションを見る喜びに満ちた良作です。 とにかくト…

週刊少年サンデー35号

「クロザクロ」(夏目義徳)が開始。 前作の「トガリ」がわりと好きだったので、ちょっと期待してみましょう。いきなりダークなノリなのはどうなのかなあと思うけど、そういう作家だからしかたないか。 ケンカをしないといって非難し、したといって怒るヒロ…

「マニ教」(ミシェル・タルデュー)

「サマー・アポカリプス」を読んでカタリ派に関心を持ち、同じクセジュの「異端カタリ派」を読んだところ、カタリ派はマニ教に影響されたとあり、それではということで読んでみました。手軽な新書という形式でこうしたモノを読もうとするとクセジュだよりに…

「歴史(中)」(ヘロドトス)

脱線につぐ脱線で、時間も空間もとびまくる。「余談にわたるけれども、もともと本書は余談にわたることを建前としているので」なんてあるのはロレンス・スターンのようだ。まあ、脇筋まで叮嚀に説明しようとしているだけなのだが。 キュロスだのダレイオスだ…

週刊少年チャンピオン34号

「虹色ラーメン」(馬場民雄)が終了。料理バトルものはそもそも好かないが、たかがラーメンでどうしてこういう話になるかねえ。 「格闘新世紀GO BOUT!」(松本レオ)も終了。巻末コメントから見て打ち切りのようです。バトルはともかく、ストーリーにふく…

週刊少年サンデー34号

「かってに改蔵」(久米田幸治)が終了。人類補完計画ですかい。それはともかく、読めはするものの、好みのまんがではなかった。この作者は次作以降、ふつうの作品を描けるのであろうか? さらに「美鳥の日々」(井上和郎)まで終了。そもそもが長期連載むけ…

アジアカップ:オマーン戦

試合内容はひどいものだったし、NHKの実況・解説もかんばしくなかった。が、それらを圧倒したのは、比類無いカメラワークの陋劣さであった。

「歴史(上)」(ヘロドトス)

「夢の本」にヘロドトスからの引用があったのを読んで、持っていたのを思いだし読んでみました。 こいつは面白い。人名がおぼえにくいのが困ったところだが、歴史の記述も各地の途方もない習俗の記録もたのしい。

「日本美術観光団」(赤瀬川原平、山下裕二)

対談でとりあげられているモノの写真が少ないのが難ではありますが、まずは楽しい一冊。中尊寺を見に行きたくなったし、日光もすこし見なおしました。

「史上最強の弟子ケンイチ(11)」(松江名俊)

週刊誌連載では気づかなかったが、ラグナレクの敵対グループYOMIには拳聖級の使い手がいるのだと。するってえと、拳聖が梁山泊の最後のひとりという私の読みはどうなっちゃうのでしょうか。

週刊少年チャンピオン33号

「サナギさん」(施川ユウキ)が開始。 「酢めし」とどう違うのか、といいたくもなるが、ま、この作者が描いてくれるだけでよしとしましょう。

「アバウト・シュミット」(アレクサンダー・ペイン)

「花嫁の父」と「ハリーとトント」をたしたような、全然ちがうような、ヘンな映画。ジャック・ニコルソンとキャシー・ベイツはわるくないし、ユーモアもそれなりに楽しめる。が、ラストは潰滅的にダメで、インチキ映画であることがばれてしまっている。あの…

「夢の本」(J・L・ボルヘス)

古今東西の夢についての文章をあつめたもの。「西遊記」のあとがきで中野美代子さんがふれていたので、ああそういう本も持っていたなと読んでみました。面白い文章もあるけれどピンとこないのも多く、私の趣味からははずれている様子。 たとえばプラトンを“…

「百器徒然袋―風」(京極夏彦)

雨だの風だのでは区別しにくいのでは、と思いつつ、妖怪シリーズはもう、こういう作品をたらたら続けていればいいのではなかろうか。というより、これこそがシリーズの本筋であり、それ以外は脇筋というか、外伝みたいなものなのだ。探偵小説の主人公は探偵…

「増補 無縁・公界・楽」(網野善彦)

隆慶一郎を読みあさっていたころ、解説文でよく縄田一男さんが網野さんの研究についてふれていた。そこでコレを買ったものの、いままで放置していたわけです。なぜ今になって読んだかといえば、たんに「知覚の扉」とならんでおいてあった(どちらも平凡社ラ…

週刊少年マガジン32号

「M.I.Q.」(マスヤマコム、浅井信悟)が開始。題材が目新しいのはみとめるけれど、あんまり好きではないなあ。 それから「餓狼伝BOY」(夢枕獏、板垣恵介)が終了。これで終わりですか? 決着のしかたもあまり説得的でないように思える。ま、最後の質問のあ…

「知覚の扉」(オルダス・ハクスリー)

ハクスリーがメスカリンをつかったときの経験を記したもので、ティモシー・リアリーやニューエイジに影響をあたえた本であるらしい。ハクスリーの冷静さが印象的であります。 が、それよりも人物画における着衣の重要性を力説している部分に、ヘンに納得して…

「西遊記」(中野美代子)

まぎらわしいタイトルですが、「西遊記」そのものではなくて「西遊記」についての本であります。 中野さんには「西遊記」についての本はいくつもありますが、コレは数字、五行、八卦などにとことんこだわったもの。こじつけや深読みがすぎると感じる部分もあ…

「ゼルダの伝説 風のタクト」(GC)

「SAINTS」というゲームをやってみたのですが、これが「ムジュラ」なんですね。で、どうにも操作性がよろしくないので、それなら放置してあったコレをやったほうがよかろうと、再開しそして今日クリアしたのであります。もっとも、ハートの器が3つ、ビンが1…

ユーロ2004

高度に組織的で最高度につまらぬチームが優勝してしまった。仮に日本があれをやって(やれると思っているわけではないですが)ワールドカップの決勝までいけたとしても、私はうれしいとは思わないのではないかな。 ここまで見てきて気になったのは、各メディ…

「ダ・ヴィンチ・コード(下)」(ダン・ブラウン)

「最後の晩餐」の絵解きでちょっと面白くなったが、すぐに低調にもどってしまった。それでも下巻はそれなりに読ませはする。 はじめは京極作品を非常に薄味にしたような感じと思っていたが、というよりも、まんま「QED」シリーズという気もする。キャラクタ…