2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

完全版 ピーナッツ全集17 ペパーミント・パティがほんたうに落第してしまつた。おまけにパリへいつてしまふ。展開が豫測できぬ。 マーシーは同級生なのになぜ彼女を"先輩"と呼ぶのだらう(原文では"Sir"だが)。もしやすでにいちど落第してゐた? 完全版 ピ…

福家警部補の報告 事件や搜査ではなく、その過程で會つたひとびとへの福家の影響がおもしろい。 なんともふしぎな小説であるが、とてもたのしめた。 福家警部補の報告 (創元推理文庫) 作者:大倉 崇裕 発売日: 2016/12/11 メディア: 文庫

ヘテロゲニア・リンギスティコ 異種族言語学入門(2) ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (2) (角川コミックス・エース) 作者:瀬野 反人 発売日: 2019/10/04 メディア: Kindle版

バニー・レークは行方不明 中盤の、なにがほんたうでウソなのかわからぬ状況はとてもよい。だが終盤はやや陳腐化した。 母親はある程度の事情を承知してゐたやうであり、ならばなぜ序盤の行動をとつたのかわからない。 バニー・レイクは行方不明 (字幕版) 発…

乱鴉の島 これはおもしろい。 孤島という舞臺と、クローンといふ道具立てが非日常的でよろしい。私はミステリに非日常をもとめてをるのだなあ。本格か否かではなく、社会的か反社会的(?)かが問題。 乱鴉の島 (新潮文庫) 作者:有栖, 有栖川 発売日: 2010/0…

けふはなぜジャンプが出たのだらうか。 「破壊神マグちゃん」がけつこう好きなのだけれど、かつて連載してゐた「地獄戦士魔王」のテイストにすこし似てゐると思ふ。 クロール ―凶暴領域― 主人公が制止をきかなかつたから警官ふたりは死んだわけだ。さうしな…

ラディカル・ホスピタル(35) 患者の死を自然にスッと描いて、雰囲氣はこはれないのはほんたうにスゴいと思ふ。 マッキーかはいい。 皮膚科の先生がひつそりと初登場、だよね? ラディカル・ホスピタル 35巻 (まんがタイムコミックス) 作者:ひらのあゆ 発売…

町田くんの世界(7) 町田くんの世界 7 (マーガレットコミックスDIGITAL) 作者:安藤ゆき 発売日: 2018/05/25 メディア: Kindle版

崖の館 いろいろ申したいことはあつたのだが、若竹氏の解説でほぼ言ひつくされてゐた。 とにかく、藝術や教育についての青臭い議論、宇宙やら愛やらに關する世迷言に閉口させられた。犯人の動機にもまるで興味がもてない。 崖の館 (創元推理文庫) 作者:佐々…

フレンチ警部最大の事件 暗號がでてきたり、ヨーロッパをまはつたりとサーヴィス滿點である。が、これが最大の事件なの?とはやはり思ひますね。譯者も述べてゐたけれど。 フレンチ夫人のでるシーンが好き。實質的な探偵役は彼女ではないか。 フレンチ警部最…

スカイスクレイパー 主人公に扉をあけさせたいのならば手傳へばよいのであつて、放置するのは自分の首をしめるだけだらう。かういふ、敵の殘虐性をしめさんがために非常に不合理な行動をさせるのはきらひだ。 ほかにも、容疑者の妻を現場につれていつたり、…

おるすばんごはん おるすばんごはん (ぶんか社グルメコミックス) 作者:王嶋環 発売日: 2020/09/14 メディア: Kindle版

恋愛ラボ 恋愛研究レポート おまけマンガ集。 私はサヨがすきなのだが、高校へあがつてショートにしたのにとても滿足いたしましたね。 恋愛ラボ~恋愛研究レポート~ (まんがタイムコミックス) 作者:宮原るり 発売日: 2020/09/07 メディア: Kindle版

魔眼の匣の殺人 過去にかかはりのある人物が事件のおきた地にきたのが單なる偶然だつたといふのはどうなのか。 魔眼の匣の殺人 屍人荘の殺人シリーズ 作者:今村 昌弘 発売日: 2019/02/20 メディア: Kindle版

今昔物語集(二) 舍衞國でいろんな人物が出すぎではないか。 本文があつて<現代語訳>があるのだから、<参考>でまであらすぢを書かなくてもよからうに。 今昔物語集 2 (講談社学術文庫 306) メディア: 文庫 王様の仕立て屋~下町テーラー~(6) 王様の…