2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ボールルームへようこそ(1)

なんか一歩と鷹村さんみたい。かういふマンガの導入部の常套であり、目くじらをたてるまでもないのか。まつたくの偶然ではあらうが、シャドーの對手のすがたが見えるのまで「はじめの一歩」を想起させる。繪のはうは一見して曽田正人つぽい。ボールルームへ…

キスよりも早く(1)

キスよりも早く 1 (花とゆめCOMICS)作者: 田中メカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2007/07/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (92件) を見る

トゥルースorデア 密室殺人ゲーム

ひどい邦題だ。せめてカタカナで「オア」にできないのか。出來は「LOFT」よりややマシかと思ふものの、かういふ映畫はつづけて觀るものではないですな。殺伐としすぎてゐてげんなりする。トゥルース or デア 密室デスゲーム [DVD]出版社/メーカー: アルバト…

ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです

異世界のつくりこみがあまい。チェスやポーカーがあつたり、ことばが通じるのは召喚された人間がつたへたといふことなのか。そのへんはライトノヴェルといふことで看過するとしても、知力勝負の部分がいまひとつなのはいかんともしがたい。ノーゲーム・ノー…

LOFT ―完全なる嘘―

オランダ映畫ははじめてかもしれぬと思ひ、しらべてみる。ドライヤーはデンマークだしストローブとユイレはフランスだし、どうやらさうらしい。状況の魅力はあるが、謎そのものに魅力がない。動機のないやつがひとりゐてをかしいと思つてたら案の定な展開で…

昔には帰れない

ラファティ作品の載つたSFマガジンやミステリマガジンは發見しだい買ふやうにしてたので既讀のもの多し。昔には帰れない (ハヤカワ文庫SF)作者: R.A.ラファティ,R.A. Lafferty,伊藤典夫,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11メディア: 文庫購入…

ショーシャンクの空に

いまごろ觀た。キング原作の映畫は小説をこえぬといふ評判があり、ならば原作を讀めばよいと思ひ、なほかつキングを苦手としてゐるため結局は小説も讀まないままにきた次第。そこそこの出來といふところか。前評判を知らずに觀てたら大いによろこんでたかも…

GIANT KILLING(26)

GIANT KILLING(26) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/23メディア: コミック購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (34件) を見る

orange(2)

おしまひのところは大いにおどろいた。つづきがはやく讀みたい。orange 2 (マーガレットコミックス)作者: 高野苺出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/11/22メディア: コミック購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る

カブのイサキ(6)

以前に讀んだ部分を憶えてない。こんな話だつたのか。 (アフタヌーンKC)" title="カブのイサキ(6) (アフタヌーンKC)">カブのイサキ(6) (アフタヌーンKC)作者: 芦奈野ひとし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/23メディア: コミック クリック: 11回この…

orange(1)

個々のイヴェントへの對處よりも、未來からメッセージをおくる手段のはうが氣になる。それに歴史がかはつたあとは助言も無效になるのではないか? ついでに未來の主人公は夫に不滿があるのか?orange 1 (マーガレットコミックス)作者: 高野苺出版社/メーカー…

二流小説家

讀ませはするが、それほどのものとも思はれぬ。さう感じるのは私が血なまぐさいのを苦手としてをり、また本格趣味にかたよつてゐるためでもあらう。ヒントの出しかたがフェアではないと思ふのだ。クレアといふキャラがすきなので、彼女が退場せず謎まで解か…

皇国の守護者(1)

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)作者: 佐藤大輔,伊藤悠出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/03/18メディア: コミック購入: 7人 クリック: 556回この商品を含むブログ (400件) を見る

二十面相の娘(1)

二十面相の娘 1 (MFコミックス)作者: 小原愼司出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/09メディア: コミック クリック: 36回この商品を含むブログ (64件) を見る

第三世界の長井(2)

おもしろくなつてきた氣がする。意味はさつぱりだけれど。第三世界の長井 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)作者: ながいけん出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/01/11メディア: コミック購入: 4人 クリック: 55回この商品を含むブログ (16件)…

第三世界の長井(1)

ファンロードのころからながいけんを讀んでゐる小生にしても、上級者向けは手ごはいですな。第三世界の長井 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)作者: ながいけん出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/01/11メディア: コミック購入: 4人 クリック:…

ハイスコアガール(3)

ハイスコアガール(3) (ビッグガンガンコミックススーパー)作者: 押切蓮介出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2012/12/25メディア: コミック購入: 6人 クリック: 315回この商品を含むブログ (61件) を見る

十三月城へ エゼル記

みごとな作品。なんといふのか、“お話”の風格がある。みじかい中に物語がみつしりとつまつてゐる感じ。十三月城へ エゼル記作者: 小森香折,エクリ,スズキコージ出版社/メーカー: エクリ発売日: 2008/08/10メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 78回この商品…

系統樹曼荼羅―チェイン・ツリー・ネットワーク

書名につられて買つてしまつたが、三中氏は「系統樹思考の世界」「分類思考の世界」の著者だつたのね。圖版がたくさんあつて見るだけでもたのしい。言及された人物の顏寫眞や肖像畫がほとんどかならずついてゐるのが地味に好き。系統樹曼荼羅―チェイン・ツリ…

プーねこ

猫の繪がえらくうまい。が、ネタが繪に追ひついてない。プ~ねこ (アフタヌーンKC)作者: 北道正幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/21メディア: コミック購入: 8人 クリック: 207回この商品を含むブログ (204件) を見る

金星特急(7)

長い物語をみごとにまとめあげた。バドルさんがカッコいい。金星特急 (7) (ウィングス文庫)作者: 嬉野君,高山しのぶ出版社/メーカー: 新書館発売日: 2012/12/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る

海に行かないか

海に行かないか作者: 坂田靖子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/04/07メディア: コミック購入: 5人 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見る

六花の勇者

「7人いる!」といつた感じのファタジー・バトル・サスペンス。密室トリックもあつて本格風味もあり。登場人物がいりみだれてバトルするあたりは金庸を想起させもする。とにかくおもしろく、つづきがたのしみ。そして「11人いる!」を再讀したくなつた。六花…

通信教育探偵ファイロ・ガップ

はじめはえらく低調だなと感じたが、徐々に調子がでてくる。おしまひにはこれも惡くないと思ふやうになつた。もうすこし本格ミステリ的センスがあれば、とは思ふけれども本格ミステリのセンスと喜劇のセンスの兩立は奇蹟にちかいので望むべくもない。通信教…

可視光線

可視光線 (小学館文庫 やD 4)作者: やまざき貴子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/09/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る

波打際のむろみさん(1)

私も「ちきゅう観測隊」が好きなんですわ。波打際のむろみさん(1) (講談社コミックス)作者: 名島啓二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/02/17メディア: コミック購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (43件) を見る

黄金の王 白銀の王

自分たちのやらんとしてることを周囲の人間にちつとは知らせたらよからうに。物語としては十二分におもしろい。黄金の王 白銀の王 (角川文庫)作者: 沢村凜出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/01/25メディア: 文庫購入: 5人 …

ラディカル・ホスピタル(24)

毎年はじめのおたのしみ。だがファミリーでの連載がをはつたいま、この刊行ペースをつづけるのは無理だらうな。ラディカル・ホスピタル (24) (まんがタイムコミックス)作者: ひらのあゆ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2013/01/07メディア: コミック購入: 1…

大人のピタゴラスイッチ

再放送で見る。おもしろい。ダンゴムシやテントウムシがあんな單純なアルゴリズムでうごいてゐるとは仰天すべきことだ。

西洋哲学史I 「ある」の衝撃からはじまる

熊野氏の岩波新書「西洋哲学史」がおもしろかつたのでこちらも讀んでみる。熊野氏單獨の著書ではないとはいへ、おなじ書名なのはどうなのか。 西洋哲學史の一卷となれば古代ギリシア哲學である。しかし目次をみるとプラトンやアリストテレスとならんでニーチ…