2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド ミステリを讀んだことがない女子高生がトリックを先にわかつてしまふのは説得力がない。一度に人物が出すぎるのでダメといふはうがまだ納得がゆく。 だがそれよりも問題なのは女子高生と博士の意見は似かよつてゐる…

キャットフード ミョーな設定を考へたものだ。 ウィリーがあまり冴えてないのでほとんどやられる一方になり、おもしろく感じない。むしろあそこまでルールを守ることに不自然さを感じてしまふ。 キャットフード (講談社文庫) 作者: 森川智喜 出版社/メーカー…

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXI シャミーユに魅力を感じないのが難である。 ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXI (電撃文庫) 作者: 宇野朴人 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 発売日: 2017/01/08 メディア: Kindle版 こ…

教養としての認知科学 氣持ちよくケーモーしてくれる。 ブックガイドの充實もよし。 教養としての認知科学 作者: 鈴木宏昭 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2016/01/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る

1/2の騎士 「まっぷたつの子爵」と「不在の騎士」を足して二で割つたやうな、などと考へつつ讀む。 どうも不滿を感じ、その正體をさぐつてゐたのだが、謎とその解決のストーリーにおける重みに問題があるのではないか。問題はないかもしれぬが、好みからはは…

巨神兵東京に現わる 劇場版 「シン・ゴジラ」でゴジラがいちばんの大暴れをするところを低予算で撮つたみたいな。

カサンドラ・クロス 感染パニックものかと思ひきや、暴走列車であつた。龍頭蛇尾といふか、ミョーな按配である。クライマックスも無辜の民があまりに死ぬのでスカッとしない。エンタテインメントの結末としてこれはアリなのか。 リチャード・ハリス、ソフィ…

ダ・ヴィンチ八月號を買つてきた。 川原泉特輯とあれば是非もない。キャラ紹介に桜井敦子や穴田アナがゐるのがにくい。愛を感じますね。そしてカーリングもの、讀みたい。 ダ・ヴィンチ 2017年8月号 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/07/06 メディア:…

響きの科学 名曲の秘密から絶対音感まで 讀んでゐて「火星の人」のマーク・ワトニーを思ひだした。文章に必要以上にジョークをねぢこんでくる點において、この著者とワトニーは共通してゐる。 響きの科学―名曲の秘密から絶対音感まで (ハヤカワ・ノンフィク…

悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 悟らなくたって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門 (幻冬舎新書) 作者: プラユキ・ナラテボー,魚川祐司 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/10/27 メディア: Kindle版 この…