2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル 熱心に讀んでた時期もあるが未讀作が多い。いや忘れてしまつたのかもしれぬ。明確に記憶してゐるのが「バブリング創成記」だけなのはひどいものだ。 「フル・ネルソン」とか好きだが、讀んだことがあるやうな、…

ダンジョン飯(9) ほんたうに設定をつくるのがうまいなあ。 モンスター料理マンガにはオーヴァースペックな設定なのも好き。 ダンジョン飯 9巻 (HARTA COMIX) 作者:九井 諒子 発売日: 2020/05/15 メディア: Kindle版

喧嘩両成敗の誕生 たいへんおもしろかつた。 室町人の心性や文化がふしぎである。へたな異世界小説より異樣であり、ほとんど理解を絶してゐる。もつとも、あふり運轉のニュースなどを聞くと現代人もけつこう室町的だと思はぬでない。 さうなると問題は、日本…

西遊怪猿伝 西域篇 火焔山の章(1) たくさんの人物が複雜にからみあふ展開がおもしろい。 玉面公主みたいなキャラを描かせるとやはりうまい。 羅刹女と紅孩兒は出ないのかなと思つたが、もう紅孩兒はもう出てたのだつた。 西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(1) …

おおきく振りかぶって(33) 高校生がまじめに戀愛禁止について話してゐるのはかなりキモチわるいのだが、運動部ではあることなのか? おおきく振りかぶって(33) (アフタヌーンコミックス) 作者:ひぐちアサ 発売日: 2020/07/20 メディア: Kindle版

ミステリという勿れ(3) 手書き文字が多すぎない? ミステリと言う勿れ(3) (フラワーコミックスα) 作者:田村由美 発売日: 2018/10/26 メディア: Kindle版

酔拳2 いささか薹が立つたジャッキー・チェンが若僧役をやることの違和感がぬぐへない。 母親はあんなキャラだつたかなとも思つたが、どうやらそのへんの設定をひきついでゐるわけではないらしい。 酔拳的なうごきは魅力的。 酔拳2(字幕版) 発売日: 2015/03/…

水族館の殺人 なにしろ記憶力がアレなものですからたくさんの人物を掌握(?)しづらかつたのだけれども、謎解きの段では夢中になつた。本格を讀むたのしさを堪能できた。 コメディとしてのおもしろさも、それに劣らず氣にいつてゐる。私は奇矯な探偵がすき…

どくヤン!(1) 主人公が弱い。無個性でいい役だと考へてるのだらうけれど。 どくヤン!(1) (モーニングコミックス) 作者:左近洋一郎,カミムラ晋作 発売日: 2020/01/23 メディア: Kindle版

ポオ小説全集4 「シェヘラザーデの千二夜の物語」とか「メロンタ・タウタ」とか「スフィンクス」とか、ちと頭のをかしい話が印象にのこつた。 全卷をつうじて好きなのは「使い切った男」でせうか。 ポオ小説全集 4 (創元推理文庫 522-4) 作者:エドガー・アラ…

図説 金枝篇(下) 図説 金枝篇(下) (講談社学術文庫) 作者:ジェームズ.ジョージ・フレーザー 発売日: 2011/05/12 メディア: 文庫 探偵なふたり とにかく主人公がクズすぎて話に入つてゆけない。主人公は独り身か、せめてこどもがゐない設定にしたはうがよく…

暗い宿 いまだにアリスが搜査に參加することへの違和感を克服できない。 火村のフィールドワークですらあやふい設定なのに、なぜアリスが口出しできるのか。 暗い宿 「火村英生」シリーズ (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2013/09/13 メディア: Kindle版

GIANT KILLING(54)(55) よりにもよつて窪田を怪我させるとは作者は鬼か。 GIANT KILLING(54) (モーニング KC) 作者:ツジトモ,綱本 将也 発売日: 2020/03/23 メディア: コミック GIANT KILLING(55) (モーニング KC) 作者:ツジトモ,綱本 将也 発売日: 2020…

サスペリアPART2 小學生か、せめて中學生までに觀てゐればなにがしかのインパクトを受けたかもわからぬが。 サスペリアPART2 (完全版)(字幕版) 発売日: 2019/05/08 メディア: Prime Video

銀河帝国は必要か? ロボットと人類の未来 アシモフは本質的にミステリ作家だと思つてゐる。「黒後家蜘蛛の会」のやうな純然たるミステリだけでなく、SFとされる作品もミステリ的だ。たとへば「第二ファウンデーション」は第二ファウンデーションがどこに存…

なぜ世界は存在しないのか 實在論者はなぜ實在論をとらねばならないかを説明しない、やうに思はれる。そして實在論をとるためにはどのやうに考へなければならないかを示し、そこから實在論を構築してゆく、やうに感じられる。その方向性をそもそも首肯できな…

マンチェスター・バイ・ザ・シー 二時間半ちかくかかつてけつきよく何もかはらない。男は過去を克服できない。だが、なぜだか興味はとぎれず觀てられる。 切れ目なく過去エピソードをまじへてくるのはやめてほしいけど。 マンチェスター・バイ・ザ・シー (字…