2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゼロの使い魔6 贖罪の炎赤石」(ヤマグチノボル)

ああ、戦争を描きたいのか。考えてみれば異世界ファンタジーに戦争はつきものかもしれぬ。でも戦争は好きではないので、どうも興味がうすれる。シリーズの構成はわりときっちりとしていそうではある。

「へんないきもの」(早川いくを)

おもしろいところがまったくないというわけでもない。とりわけヨツコブツノゼミのフォルムには心底驚嘆した。でも文章がよくない。へんないきものの、へんな形態生態をたんたんと描けばよかったものを、おちゃらけておもしろがらせるような文章を書いてつま…

チャンピオン、「魔剣士ZANN」(大舞キリコ)が終了。いや、これはけっこうおもしろかった。もうすこしみっちり読ませてもらいたかったかもしれない。次作に期待。それと「みどろ」のトビラがなんだかすてき。

「ゼロの使い魔5 トリスタニアの休日」(ヤマグチノボル)

短篇を三つ、だがそうした構成にした意味がわからない。話はつながっているし、そのまま一章、二章、三章としてもいいような感じではないですか。主人公があまり活躍しないというデメリットはあり、カタルシスに缺ける。

「マンアライヴ」(G・K・チェスタトン)

どうして21世紀にもなってチェスタトンの初訳本があらわれるのかわからない。それはカーやバークリーにしてもつい最近まで未訳の作品がごろごろしていたていたらくなのだから知れたものではあるものの、チェスタトンまでが、と思わずにはいられない。 が、読…

チャンピオン、短期連載で「サルの子ペペ」(尾玉なみえ)が開始。この作者は、かんがえてみるとチャンピオンにむいているかもしれぬ。1話はあまりさえないが定着を期待しましょう。

「ゼロの使い魔4 誓約の水精霊」(ヤマグチノボル)

ホレ薬をめぐる騒動と、政治的なトラブルのギャップが大きすぎやしないか。タバサにもけっこう深い設定があった。キュルケにもあるのか?

マガジン、「ヤンキー君とメガネちゃん」(吉村美希)が開始。けっこうおもしろい。読切のときはさしておもしろくなかったが。 またサンデーの短期連載「助けて!フラワーマン」(兼山臣)はおもしろいとまでは言えないにせよ、花屋まんがというのは興味深い…

「おれはキャプテン(12)」(コージィ城倉)

ひさしぶりにカズマサを中心に話が展開しておもしろい。この作品はなぜか練習試合のほうが本番より盛りあがるね。

「capeta(12)」(曽田正人)

勝利に爽快感なし。これぢゃなあ。

「史上最強の弟子ケンイチ(22)」(松枝名俊)

思ったよりもおもしろい。というか、ほとんど記憶してなかった。

「のだめ カンタービレ(16)」(二ノ宮知子)

たんたんとリハーサルを描いてなかなかいい。わたくしはスポーツまんがでも、試合より練習シーンのが好きだったりしますからね。でも、のだめがピアノを弾くシーンがないのでやっぱりダメかな。

チャンピオン、「イッポン」(佐藤タカヒロ)が終了。スポ根は好きだし、これも嫌いな作品ではない。が、キャラクタもストーリーもおもしろいとは言えないよねえ。気合いれて背負いで勝つ、というパターンしかないし。美人のキャプテンがいたときはまだそれ…

「屍衣の流行」(マージェリー・アリンガム)

アリンガムは短篇をひとつ、例の乱歩のアンソロジーで読んだきりである。はじめて読んだ長篇はおもしろくなかった。あとがきで言われるような、読みかえしたとき心理描写のすごさがわかるなんてところは評価する点なのだろうか。私は本格ものを、というかた…

サンデー、「見上げてごらん」(草場道輝)が終了。個性的な主人公であるが、それを十分にいかす演出がないため、ただの動じない男にしかなってない。スポ根ものとしては不合格。テニスのおもしろさもない。いいとこなし。 アジアカップ予選、小物で困る。世…

「ゼロの使い魔3 始祖の祈祷書」(ヤマグチノボル)

実在した人物は知らず、「ブラジュロンヌ子爵」のラ・ヴァリエールは不快な女であった。尻軽だからというよりも、権威におもねり、そのためにはひとを裏切ることも辞さない。捨てられた男が苦しんでいることを聞き、自分も失寵したら苦しむことになるのだか…

「ゼロの使い魔2 風のアルビオン」(ヤマグチノボル)

はあ、てごめですか。冒頭いきなりレイプ未遂する主人公ってどうなの。どっとひきましたよ。設定はいろいろ考えてあるようで、これなら長丁場もいけるのかもしれない。全体にバッドシリアスリーな感じであるが、最後の「てめーはおれを怒らせた」的ないきお…

「ゼロの使い魔」(ヤマグチノボル)

スランプ気味で本が読めない。よってコレを読む。本が読めないから本を読むというのはナンセンスもいいところだけど。まあ、ときにはスラスラ読みたくなるものです。そうしたら思ったよりおもしろかった。主人公がなかなかいいし、異世界もありきたりといえ…

「日本の歴史(11) 戦国大名」(杉山博)

んーなんだかおもしろくなかった。早雲、信玄、謙信、毛利元就などなどが主人公の歴史小説を読んだほうがよさそうな時代である。つまり各地方でいろいろなことが起きていて通史にはしづらいのではないか、と。

ジャンプ、「HAND'S」(板倉雄一)が開始。主人公の造形が安易だし、父親が元代表選手というのも興ざめである。そして、導入部がどうしてこんなふうになってしまうのか。ふつうの少年がひょんなことからハンドボール部にはいることになるってな展開でいいぢ…

「スーパーサッカー」のオシム監督インタヴュー。大熊氏が(聞こえもしないのに)叫んでいる理由を監督自身が訊きたいくらいだというコメントには笑った。否、それこそ笑いごとではないのか?