2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~(7) 王様の仕立て屋?フィオリ・ディ・ジラソーレ? 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者: 大河原遁 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/07/19 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

その可能性はすでに考えた ことし本格ミステリを私にしてはたくさん讀んでゐるのは、何年かきちんと讀むことを怠つてきたことの反省からである。だが「ミステリー・アリーナ」や本作などの超重量級を立てつづけに讀むとふつうのミステリをたのしめなくなりそ…

映像研には手を出すな!(3) 金森さんにもつとも共感するのだが、前にも書いたつけか。 映像研には手を出すな!(3) (ビッグコミックス) 作者: 大童澄瞳 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/06/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見…

バーナード嬢曰く。(4) 「異邦人」も「地下室の手記」も「変身」も讀んだが、遠藤くんが言及した箇所はどれもまつたく憶えてない。なんてことだ。 あと、私も野崎まどを「2」から讀んでしまひました。 バーナード嬢曰く。 (4) (REXコミックス) 作者: 施川…

張り込み 公開當時かなりのヒットだつたはずだが刑事ものとしてもコメディとしても中途半端。 ヒロインのマデリーン・ストウはいいけど。 張り込み [DVD] 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 発売日: 2006/04/19 メディア: DVD ク…

エペペ さうならないのは重々承知してゐるのだが、主人公の言語學者がなぞの言語を解讀してはくれないかと暗號ミステリ的展開を知らず知らず期待してしまふ。ミステリ讀みの業であらうか。 ことばが通じないことよりも行く先々に人間が充滿してゐることが苦…

粛清の嵐 小説フランス革命(15) 財政破綻、食糧危機、内亂、暴動頻發、議會は機能せずしかも世界中と戰爭してゐて内憂外患のきはみであり、これでよく國がつぶれないものだ。フランス人はアホなのではないかと考へたくなる。普佛戰爭からパリ・コミューン…

Change!(1) Change!(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン) 作者: 曽田正人,冨山玖呂 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/16 メディア: コミック この商品を含むブログを見る GIANT KILLING(47) GIANT KILLING(47) (モーニング KC) 作者: ツジトモ,…

イップ・マン 継承 ムエタイつかひやボクサー(マイク・タイソン!)とのバトルもよかつたが、ラストのおなじ詠春拳つかひとの戰ひがすばらしい。 イップ・マン 継承 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ギャガ 発売日: 2018/08/02 メディア: Blu-ray この商品を含…

ミステリー・アリーナ 過度にマニアックであり、ジャンルに淫しすぎた作品。であるがたいへんおもしろい。好みからははづれるけれど評價せざるをえない。 これを書きあげるための途轍もない勞力をかんがへると氣がとほくなる。 翻譯不能だらうなあ。 ミステ…

僕らはみんな河合荘(10) メディア: この商品を含むブログを見る

ウィルソン氏の驚異の陳列室 奇怪な本でとくに前半はノンフィクションを讀んでゐる氣がしなかつた。ボルヘスの短篇を想起させられたが、まさに著者も言及してゐた。あとスラデックの架空の星座についての本とか、「鼻行類」とか。要するに世の中には一定數、…

ブラインド・ウォッチメイカー ―自然淘汰は偶然か?―(下) ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈下〉 作者: リチャード・ドーキンス,Richard Dawkins,中嶋康裕,遠藤知二,遠藤彰,疋田努 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1993/10 メディア: …

死の接吻 たとへばガーシュウィン兄弟のジョージではないはう(兄だか弟だか知らぬが)がアイラであることは承知してをるのだが、なぜだかアイラ・レヴィンを女だと思ひこんでゐた。だものだから著者近影が目に入つたときたいへんおどろいた。この本を讀んで…

ジャコバン派の独裁 小説フランス革命(14) ここからはもう、うんざりするやうなことしか起きない氣がする。 ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14 (集英社文庫) 作者: 佐藤賢一 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/05/01 メディア: Kindle版 この商…

マロニエ王国の七人の騎士(2) マロニエ王国の七人の騎士(2) (フラワーコミックスα) 作者: 岩本ナオ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/06/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

ジェリーフィッシュは凍らない 粗けづりといふのか、雜なところを感じつつも、序盤中盤はおもしろく讀んだ。が、謎ときパートがどうもだめ。「そして誰もいなくなった」的トリックはともかく、脱出トリックが「ああ、さうなの」としか思はれない。さうと知つ…

渇きの海 私はクラークのよい讀者ではないのだが、これはおもしろいのではないかと思つてゐた。でも、期待したほどでもないかな。 サスペンスや冒險小説の作家ならばもつとおもしろくできたのではないかと思つてしまふ。工學的ディテールをたのしめるひとは…