2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

松枝名俊「史上最強の弟子ケンイチ(31)」

やはりしぐれどんが出るとおもしろい。もつと武器をおしへる展開にしてほしいのだが、ケンイチではむりか。 ここにきてはじめて香坂師匠と呼んだのかな。アパチャイはまだだつけ?史上最強の弟子ケンイチ 31 (少年サンデーコミックス)作者: 松江名俊出版社/…

美水かがみ「らき☆すた(6)」

一卷から五卷まで讀んでおもしろいと思はなかつたのになぜまた買ふのか、自分でもわからぬ。 といふのはウソでわかつてゐる。やる夫スレのヒロインとして活躍してるのを見て、なんだか讀みたくなつたのだ。最近なら「やる夫が殺人事件に挑むようです 」とか…

河合克敏「とめはねっ!(四)」

わたくしは加茂ちやんが好きなのであり、加茂ちやんが表紙をかざつたことをことほぐものである。 わたくしはまた、このマンガが好きなのであり、ヤンサンと共倒れにならなかつたことをよろこぶものである。 篆書字典ほしいなあ。とめはねっ! 4―鈴里高校書道…

水村美苗「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」

けつきよくは小説家の心配ごとではないのか。つまり、日本語で書いた小説は世界であまり讀まれないのに、英語だとちがふ。それがくやしいみたいな。 いや、この本のテーマはそこまでチンケではない。でも、科學者が英語でなく日本語で論文を書いたとしても、…

西条真二「鉄鍋のジャン!R 頂上作戦」

少年チャンピオン52號で終了。 唐突にをはつた。けつこうおもしろいと思ふのだけれど。 私がこのマンガで氣にいつてるのは、主人公はまつたく勝つだめだけに料理するところである。どうせ料理バトルするんなら、おためごかしやきれいごとはいらぬ。 それはさ…

デズモンド・バグリイ「敵」

フィリップ・マーロウがつかふ一人稱は何であるべきか、てな議論がありますな。清水俊二のマーロウは上品すぎるとかなんとか。そんなことを思ひだしたのは、この小説の語り手の一人稱が「おれ」だつたからである。 これがどうも違和を感じてならぬ。最後まで…

綱本将也、ツジトモ「GIANT KILLING(8)」

うむ、おもしろい。 赤崎のゴールにはしびれました。 スポーツマンガには監督が主人公の作品がすくなすぎるのではないか?GIANT KILLING(8) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/21メディア: コミック購入: 2人 …

鈴木信也「バリハケン」

つまらない。 でも前作だつてつまらなかつたのであり、そこに失望はない。 ただ主人公の二重生活の眞實味の無さはいただけない。眞實味といふことばもちがふかなあ。リアリティもだめか。とにかくうすつぺらでテキトーにつくつてる感じ。 前作はすくなくとも…

コージィ城倉「おれはキャプテン(18)」

けつこうふつうの野球マンガになつてしまつたなあ、と思つてゐたから、ふたたびふてくされだしたのがうれしい。 中學篇にあらはれたキャラの登場で、あらためて中學篇はおもしろかつたことを思ひおこした。おれはキャプテン(18) (講談社コミックス)作者: コ…

増田義郎「物語 ラテン・アメリカの歴史」

ラテン・アメリカてなちとばかり大風呂敷であつたのではないかな。 中米とカリブ海諸國と南米をわけるだけでなく、南米でもブラジルとそれ以外にわけでもよかつたと思ふ。 「物語」性を意識してるのには好感をもつたが。物語ラテン・アメリカの歴史―未来の大…

G・K・チェスタトン「知りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件簿」

當然のことながら、ヒッチコックの「知りすぎていた男」とは何の關係もない。だけど、あの映畫の「知りすぎていた男」てな誰のことなのだらう。ふつうにかんがへれば最初に死んだ男でせうが、はじまつてすぐに死んでしまふ人物をタイトルにつかふのが解せな…

柴田ヨクサル「ハチワンダイバー(9)」

主人公が將棋をささないので盛りあがりには缺ける。 二こ神さんはカッコいい。 鬼将会の面々は意外な感じでありました。ハチワンダイバー 9 (ヤングジャンプコミックス)作者: 柴田ヨクサル出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11/19メディア: コミック購入:…

今週のジャンプ

ミニマムなネタをあつかへばハズれなしの「銀魂」もよいが、「SKET DANCE」がおもしろかつた。 ヒメコがどんなにすばらしい女性か再確認できました。「SKET DANCE」はもちつと評價されてしかるべきだと思うが如何。

落合淳思「甲骨文字の読み方」

私は篆書がすきなのだけれど、甲骨文字がこんなにプリティでチャーミングだとは思ひませんでしたよ。 動物などを象形する文字もかはいいけれど、もうすこし記號性を増したやつが好き。 卷末の甲骨文字字典もけつこうなものです。甲骨文字の読み方 (講談社現…

カトウハルアキ「ヒャッコ(2)」

私はこのマンガの讀みかたをまちがへたかもしれぬ。 まづ知恵なるキャラクタが登場して、私の十二支理論をおほいにゆさぶつた。 どうかんがへても十二支とつながらないのであきらめ、さきにすすむと祈といふキャラがあらはれ、十二支理論は完全に崩潰した………

松田円「サクラ町さいず(6)」

このマンガはけつこう好きなのではあるが、ややワンパターン氣味かなあ。 でもこの安心感、抵抗のすくなさがいいのだらうから、これはこれでいいのかも。 わからん。サクラ町さいず 6 (まんがタイムコミックス)作者: 松田円出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2…

つじ要「論理少女(1)」

私はそのむかし、いや大むかし論理パズルがすきだつた。 ややこしい問題をマトリックスといふか眞理表をつくりつつ徹夜してといたこともある。 でももうダメだ。 このマンガに出てくる問題をかんがへる氣にもならぬ。 まあ、それをさつぴいても、さほど出來…

ピーター・バラカンのラジオを聽いてたらフーターズの名前がでてきたやうな氣がした。 しらべてみると、ジョーン・オズボーンの「Little Wild One」に曲づくりで參加しているらしい。 すかさず手をだすほどのファンでもないが、氣にはなるのでメモ。Little Wil…

けふのサンマガ

マンガ連日讀破キャンペーンはきのふであへなく頓挫した。 またそのうちやらう。 さてマガジンでは小林まこと「青春少年マガジン1978〜1983」がをはつた。 私はまへからマンガの週刊誌連載は人間に可能な所業ではないと思つてゐたが、やはりダメだよ。みんな…

カトウハルアキ「ヒャッコ(1)」

「夕日ロマンス」がおもしろかつたので買つたがそのまま放置してあつた。 いまやアニメ化ですか。 世間のながれについてゆけぬ。 愛すべきバカ娘たちの群像はなかなかたのし。 ネーミングの由來は十二支なのだらうか。雀が酉といふのも強引だが、では独楽は…

鈴城芹「看板娘はさしおさえ(1)」

繪はととのつてゐてわるくないが、ブラックなのやシモがかつたネタがどうも。 さういふのを受けつけないわけではないが、なんとなしにほのぼの質屋コメディ(?)を期待してしまつてゐたもんで。 慣れればいけるかも。看板娘はさしおさえ 1 (まんがタイムKR…

小坂俊史「幼稚の園」

「サイダースファンクラブ」がおもしろかつたのでこちらも讀む。 が、どうも冴えない。 生意氣な幼稚園兒像がいかにもありきたりですね。 繪はすきなのだけどなあ。幼稚の園 (まんがタイムコミックス)作者: 小坂俊史出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2008/07/…

澤井啓夫「チャゲチャ」

少年ジャンプ49號で終了。 十週にみたずしてをはつたことが話題であるが、諸星大二郎だつてそんな感じだつたぢやなかつたつけ。 それより理解できないのは、「ボーボボ」は長期連載のうへアニメ化までされたのに、さしてちがひのわからぬこちらは打ち切られ…