2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

PEACH-PIT「Rozen Maiden(5)」

真紅はどうしてジュンのところへ來たのだらうと思つてゐたが、いちわう因縁めいたものがあつたのね。 ではほかのドールたちはなぜに? そして、六卷をもつてないのだけれど買ふべきか。 ほかにも未讀のマンガがたくさんあるからなあ。Rozen Maiden新装版 5 (…

PEACH-PIT「Rozen Maiden(4)」

しかけのわりにスケールはちいさい。 となり近所でのバトル。Rozen Maiden新装版 4 (ヤングジャンプコミックス)作者: PEACH-PIT出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/07/25メディア: コミック購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (41件) を見る

PEACH-PIT「Rozen Maiden(3)」

真紅はメインキャラなのにAAではあまりつかはれてませんね。 うん、まあ感想はそれくらゐです。Rozen Maiden新装版 3 (ヤングジャンプコミックス)作者: PEACH-PIT出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/06/26メディア: コミック購入: 5人 クリック: 55回この…

PEACH-PIT「Rozen Maiden(2)」

讀むにたへないほどつまらなくはないが、といつておもしろくもない。 獨創性と申しますか、個性はあるか。 なんでああも人口に膾炙してるのかねえ。Rozen Maiden新装版 2 (ヤングジャンプコミックス)作者: PEACH-PIT出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/…

楊進、雨宮隆太、橋逸郎「太極拳と呼吸の科学」

どうも、プロパガンダ臭を感じてしまふ。 太極拳のメリットをいろいろ訴へてゐるが、べつに太極拳でなくてもかまはぬことが多い。 といふか、太極拳ならではなのはゆつくりと動くことだけではないのか。 それに太極拳經をむやみにありがたがるのも氣になる。…

ざら「ふおんコネクト!(1)」

マンガとはいへ、毎日讀むのはけつこう骨がをれる。 未讀のマンガの數にもこたへるやうになつてくる。 あと十年たたかへる、とはいかないにしても、これはさきに挫折がくると豫感させるには十分であります。 活字の未讀本ならば數をかぞへる氣にならないし、…

とよ田みのる「ラブロマ(5)」

このマンガでみかんシーンを描寫するとは思ひませんでした。 とまれ、きちんと話をまとめあげてをへたのはえらい。 (アフタヌーンKC)" title="ラブロマ(5) (アフタヌーンKC)">ラブロマ(5) (アフタヌーンKC)作者: とよ田みのる出版社/メーカー: 講談社発売日:…

とよ田みのる「ラブロマ(4)」

どうつてことないやうで稀有なマンガ、ではなからうか。 マラソン大會ではしつてるときにガールフレンドから應援されてうれしいなんてんで一話できあがつてしまふ。 といふか、それを五册ぶん連載できたのがすごい。ラブロマ(4) (アフタヌーンKC)作者: とよ…

芦奈野ひとし「カブのイサキ(1)」

地面がひろくなつた世界。建物も、おほきくなることがあるやうだ。ふしぎな發想ですね。イアン・ワトスンふうといふか。 この作家は語らない技術がけつこうある。へんてこなものをポンとおいて、説明しない。コードウェイナー・スミスふうといふか。「ヨコハ…

笠尾恭二「新版 少林拳血闘録」

「太極拳血戦譜」がおもしろかつたので讀んでみたが、私はさほど少林拳には興味がない。したがつて少林拳についても、少林寺につたはる拳法の總稱くらゐにしか認識してをりません。 それがこの本を讀んだらますますわからなくなつた。 だつて、八極拳や蟷螂…

綱本将也、ツジトモ「GIANT KILLING(7)」

いいマンガはたてつづけに讀みたくはないが、講談社がたてつづけに出すのである。 これがまた強敵のしびれるやうな試合なのです。 ひぐちアサは對手ティームの選手をゑがくのが拔群にうまい。が、こちらも負けてないよ。GIANT KILLING(7) (モーニング KC)作…

ひぐちアサ「おおきく振りかぶって(11)」

四回戰はあつさりと。 この作品はもつとじつくりと讀みたいのですがねえ。 そのぶん、五回戰はかつてないほどの緊張感がありますよ。おおきく振りかぶって(11) (アフタヌーンKC)作者: ひぐちアサ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/23メディア: コミッ…

宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店(12)」

「左へ右へ」がいい。 ストーリーはあひかはらずだが、自轉車にのつてゐるさまがたのしさうなので。 このマンガのストックもここまで。つづきを買ふ氣にはなれないが、それも家人の意嚮次第か。並木橋通りアオバ自転車店 (12) (YKコミックス (451))作者: 宮…

宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店(11)」

齒車とチェーンの話など、もつとおもしろくできると思ふのだがなあ。並木橋通りアオバ自転車店 (11) (YKコミックス (421))作者: 宮尾岳出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2004/05/10メディア: コミック購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件)…

宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店(10)」

とくに記すに足るやうな内容は、なかつたと思ふ。 しひていへば、坂をかけおりてゆくところがいい。並木橋通りアオバ自転車店 (10) (YKコミックス (388))作者: 宮尾岳出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2004/01/29メディア: コミック購入: 2人 クリック: 3…

宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店(9)」

母親がもどつてくることのほか、とくに語るに値するものなし。 もつと、自轉車にのることそのもののヨロコビをゑがかないと。並木橋通りアオバ自転車店 (9) (YKコミックス (349))作者: 宮尾岳出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2003/09/04メディア: コミッ…

宮尾岳「並木橋通りアオバ自転車店(8)」

かういふマンガは、情報とドラマがうまくからんでゐるあひだはおもしろい。そのうちに、情報が小粒になり、それにともなひドラマが強引になつてゆく。 この作品でまともなのは二三卷までではないか。「美味しんぼ」などとくらべ、急速な劣化であり、そのへん…

石川雅之「もやしもん(6)」

フランス篇をはり。 いくらいはれても主人公を活躍させるつもりはないやうだ。もやしもん(6) (イブニングKC)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/22メディア: コミック購入: 11人 クリック: 192回この商品を含むブログ (352件) を見る

石川雅之「もやしもん(5)」

未讀のマンガがかなりたまつたので消化しようといふキャンペーン中。 一日一册づつかたづける計畫なのですが、どんなものか。 ストーリーはうごきだしたが、そのぶん薄味になつた感じである。もやしもん(5) (イブニングKC)作者: 石川雅之出版社/メーカー: 講…

少年チャンピオン46號

ことさらに「ANGEL VOICE」をきらつてゐるわけではない。 しかし、繪が繪なものですから、靴を買ひに出かければ、ああ例のエピソードをまねたのか、などと思つてしまふ。 ヴィデオを見てショックをうけるとなればヤマオーのことかと思ひ、語尾に特徴のあるラ…

石川雅之「もやしもん(4)」

うむ、人間がでない話のはうがおもしろい。私の思ひゑがく「細菌のひみつ」に近づくと申しますか。 それに化粧がケバいといつたらスッピンで出てくるあたり、私の提言をすなほに受けいれたやうでよろこばしい。 でもまあ、要は細菌のウンチクが主眼なのであ…

石川雅之「もやしもん(3)」

二卷を讀んでもういいかと思つたのですが、家人は氣にいつたやうでつづきを買ふはめになつた。 ストーリーはもとから弱いが、いつそなしでもいいと思ふ。キャラもへらしてですね、学研まんが・ひみつシリーズふうにしませうよ。ハシラにはキャラ紹介でなくて…

少年マガジン46號

名島啓二「ちきゅう観測隊!!」がひさびさに載つた。私、これが好きなのです。連載してください。 また、おなじく讀みきりの石垣冬樹「10minutes!」もよござんす。新人のやうだが、かういふ作風をわすれないでほしいなあ。 星野泰視の新連載「ファウスツ」は…

田中美知太郎「ソフィスト」

まづ、「まえがき」の「固有名詞の呼び方をできるだけ世上の慣用に近づけたのと、ギリシア原語の使用を最小限度に止めたのを除いては、べつに通俗的ということを考えなかったが、著者はいかなる場合にも、普通の思考力をもつ人ならだれでも従うことのできる…

大貫隆「グノーシス「妬み」の政治学」

「妬み」を「そねみ」と讀んでゐたことから告白せねばならぬ。 初手からつまづいた恰好ですな。 「ねたみ」だと知つたところで簡單にアタマがきりかはるわけもなく、「そねみ」と讀んではああ「ねたみ」だつたと思ふことをくりかへして最後まできてしまつた…

猪原賽、横島一「悪徒―ACT―」

少年チャンピオン45號で終了。 でなくて第一部完か。なんだか打ち切りふうであるが。 スカジャンを着て變身してバトル。 かういふのがチャンピオンはすきだねえ。だから近所のコンビニでおかなくなつてしまふのではないかい。

石黒耀、外園昌也、正吉良カラク「カグツチ」

少年マガジン45號で終了。 マガジンではけつこう讀めるはうだつたとはいへ、すぐれてるとはいひがたい。 主人公が行動によつて事態を打開するやうな展開がすくなく、ただながされてだけみたいな。まあ、あひては火山ですからねえ。 主人公の特殊能力も活かし…

松江名俊「史上最強の弟子ケンイチ(29)(30)」

ラグナレク篇以降をあまり評價してないのだけれど、かうしてまとめて讀んでみるとけつこうきちつと伏線をはつてあるのだなあ。 にしてももう30卷か。史上最強の弟子ケンイチ 30 (少年サンデーコミックス)作者: 松江名俊出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/…

山田英司「武術の構造 もしくは太極拳を実際に使うために」

中國武術や古武術、合氣道などが実戰で、といふか近代挌鬪技とたたかつても勝てないのはなぜか。 その理由を説明する前半の理論篇がおもしろい。無論、文弱の徒である私に、いや文のはうもアレですからただの弱徒か、その是非がわかるはずもないのだが、とに…