2006-01-01から1年間の記事一覧

チャンピオン、「魔剣士ZANN」(大舞キリコ)が開始。なんていうか、漫画家はこういう話が好きだなあ。編輯者が好きなのかな。それよりも集中連載の「富山ねじ」(佐藤将)がおわったことに注目したい。ついてゆけない部分もあるんだけれど、これはたぶんお…

「月館の殺人(下)」(綾辻行人、佐々木倫子)

思ったよりも血なまぐさい展開になった。ミステリとしてはまあ、それなりですかね。テツをどれだけ活写できたかが主眼のような気もするが、個人的にはどうでもいいことだしなあ。佐々木さん描く小野不由美さんに注目。

「美男狩(下)」(野村胡堂)

後半もちなおした印象。小玉太夫がストーリーの核(とまではいかないが)となり、まとまりが出た。クライマックスの部分は一気に読めました。まさか宝のうばいあいにならないとは思いもよらぬことであった。

「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」(ジョージ・ルーカス)

このシリーズを観るたびにジェダイは弱いと思うのだが、評議会の連中が雁首そろえてパルパティーンひとりに踊らされているのだから、弱い以前にボンクラのあつまりである。強い弱いでいえば、ルークもヨーダもかなわなかった皇帝を追いつめたウィンドゥがじ…

「美男狩(上)」(野村胡堂)

財宝のありかをしめす3つのアイテムの奪い合い、とくればおもしろそうだが、それがどうも。話の進行がスムーズにいかず、イライラする。奪い合いとなれば思うようにいかないのは当然なのだけれど、あらゆる登場人物のやることなすことが妨害にあい、ストレス…

「狐の書評」(狐)

「<狐>が選んだ入門書」を読んで死蔵してあったコレを読む気になった。読んでみればこちらもおもしろいではないですか。とくに絵本をいくつもピックアップしてあるのがいい。福音館の絵本はどうやら宝の山らしい。

「孤独な場所で」(ニコラス・レイ)

ニコラス・レイやハンフリー・ボガートよりもグロリア・グレアムの名前に惹かれて観た。ちょっとアブない性格の脚本家ボガートに殺人容疑がかかったことをめぐるサスペンスであるが、そんなことはどうでもよくグロリア・グレアムに見とれておりました。とり…

サンデー、「ダレン・シャン」(新井隆広)が開始。原作つきのせいなのか、導入部はしっかりできてる。ダークだろうがなんだろうが、ファンタジーには食傷ぎみですが。 マガジンでも新連載。「新約「巨人の星」 花形」(梶原一騎、川崎のぼる、村上よしゆき…

「オープン・ウォーター」(クリス・ケンティス)

うーん、何のためにつくったのかな、この映画。実話がベースになっているそうだが、それにしてもひねりが無さすぎでしょう。サスペンスの演出がうまければこのままでも観られるのかもしれないが、そうではない。スピルバーグは偉大だったのかもしれないなど…

「でかした、ジーヴス!」(P・G・ウッドハウス)

短篇集。ウッドハウスは長篇のほうが好みではあるが、これはこれでたのしめた。内容はまあ、いつものとおりという他はないんですがね。これでこのウッドハウス・コレクションも当初の3冊にくわえて追加分の2冊が刊行されたことになる(なぜか全6冊だと思って…

「<狐>が選んだ入門書」(山村修)

『入門書こそ究極の読みものである』とは著者の自説だそうだが、“究極”かどうかは知らず、わたくしも入門書は好きである。その証拠にこの本に挙げられている25冊のうち、既読が3冊もある。これはわたくしの読書量からして異常な割合であるいってさしつかえな…

「腰ぬけ連盟」(レックス・スタウト)

「聖域の殺戮」はかならずしも満足のいく出来ではなかったが、ミステリの愉しみを再認識することができた。そこでもう一冊読んでみた。スタウトはずっと昔に「料理長が多すぎる」を読んだきりだけれど、あまりおもしろくなかった気がする。ほとんど何も記憶…

チャンピオン、「聖闘士聖矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」(車田正美)が開始。いまさらなぜ?という感じですな。タイトル長い。童虎ってえのは紫竜(っていう名前だっけ?)の師匠でしたかな。そして、「ヤンキーフィギュア」(ミッチェル田中)と「オーバー…

マガジン、「FAIRY TAIL」(真島ヒロ)が開始したが、なんか前作との違いがよくわからん。

「聖域の殺戮」(二階堂黎人)

SFミステリ、なのだがSFの部分がなんとも古めかしい。いにしえのスペースオペラみたいな感じであります。ちりばめられた「バルスーム」「ヴォークト」「陽電子頭脳」なんてコトバよりもさらに古い。けれどこれはたぶん、作者の意図どおりなのであろう。考え…

「日本の歴史(10) 下克上の時代」(永原慶二)

戦争、飢饉、疫病、そして無能な政府。ろくでもない社会というほかはなく、著者がいくら肯定的なとらえかたをしようとただうんざりするばかり。山城の国一揆というのはちょっとおもしろそうですが。

「ダニー・ザ・ドッグ」(ルイ・レテリエ)

知人がおもしろくないと言っていたため、なんの期待もせずに観ることができた。そのせいかけっこう楽しめましたよ。バトルを最後の男とのものだけに集中させて、サムとヴィクトリアとの交流でダニーが人間性をとりもどしてゆくプロセスをじっくり描いたほう…

「大神」スタッフのインタヴューなぞをちょろっと読んだりした。このゲームの根幹である筆で描いたようなグラフィックと、そこから派生したと思われる筆しらべは最初の企画段階ではなかったらしい。それではまるで別のゲームになってしまうと思うのだけど、…

「ビッグバン宇宙論(上)」(サイモン・シン)

ビッグバン仮説にさして興味があるわけでもないが、シンの前二作はそれなりにおもしろかったので読んでみる。シンの本のおもしろさというのは、科学者のゴシップのほうにあるので科学書としてどうなのかという問題はある。個人的には読物として楽しめればそ…

「大神」(PS2)

ワールドカップ前からちまちまやっていたのが終了。ゼルダ式のゲームだが、アクション・謎ときともにきびしくないようになっている。好みからいえば、アクションはこのままでいいとして謎ときはもちっとむつかしくてもいいかしらん。魅力はなんといってもグ…

「ヨコハマ買い出し紀行(14)」(芦奈野ひとし)

完結。けっきょく、オーナーの初瀬野氏(という名だったか)やミサゴ(という名だったか)の正体とか、ターポンやら謎の生きている像やらが何なのか明かされなかった。まあ、そんな風になるかもとは思っていましたが。人類はあのまま滅びてしまい、シマック…

ジャンプ、「斬」(杉田尚)が開始。チャンバラもの、らしい。成功しづらいジャンルに挑戦するのはいいとして、実は強い主人公・実は選ばれし者である主人公なのはどうかな。日本刀はひとり斬るともう切れ味がおちてしまうので、乱戦では木刀のほうが便利だ…

つよきす

近衛篇了。おもしろかったが、陥落するとすぐおわってしまう印象。 とまれ完了。あーひさしぶりにギャルゲーを堪能した。「To Heart2」は挫折したし、それ以前となると何をやったか思い出せない。わたくしがギャルゲーに期待するのはもっぱらコメディなので…

「涼宮ハルヒの動揺」(谷川流)

わたくしがこのシリーズにのぞむのは、そこはかとないSFテイストなのであるが、「朝比奈みくるの憂鬱」は弱く「ヒトメボレLOVER」はさらに弱い。その他にいたっては問題外である。副次的目的として、かの書痴キャラを愛でるというのがあるが、そちらもいまひ…

「史上最強の弟子ケンイチ(21)」(松枝名俊)

雑誌で読んだがほぼ忘れていた。いったんやられて、師匠の修行をうけて勝つってプロセスがないのがどうも。

つよきす

エリカ篇了。あまり類例を見ない特異なキャラクタである。好きとはいえないが、それなりに新味はあった。ついでによっぴー篇もおわり。なんかドロドロしてるなあ。こんなんだったら不要ではなかろうか。

つよきす

なごみ篇了。つんけんしていて、ひとをクククと嘲笑していたのがこの落差。いったんガードがさがると甘々になってしまうという設定なのでしょうが、えへへなんて笑っているのには違和感がある。もってテレてほしいもんだ。ドッヂボールのシーンに無駄に力が…

マガジン、「スマッシュ!」(咲香里)が開始。まだなんとも言えないが、マガジンはこのところスポーツものに力を入れているようですね。けっこうなことです。

「わたしの哲学入門」(木田元)

「ハイデガー『存在と時間』の構築」において何度か言及されているのを読んで、そういえばコレを買っておいたことを思いだした。“入門”ときいて考えるような感じの本ではないがおもしろい。「『存在と時間』の構築」とやたらに重複するのは気になったが。ハ…

ミッキー・スピレイン死去。そういえば読んだことがないや。