2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャンプで「大泥棒ポルタ」が終了。初回から肝心のトリックが弱いと思っていたので終わったことは残念ではない。が、ポルターガイストだの、変な記憶だのをかたづけないままにおしまいにしないでほしいな。

「12人の優しい日本人」

WOWOWで舞台の生中継をしていたので観てみる。論理をこねくりまわし、もてあそぶ楽しみがこれほどあるとは、「古畑任三郎」からは想像できなかった。といって本格ミステリファンとして満足できる出来というわけでもないのですが、コメディとしての側面がそこ…

「史上最強の弟子ケンイチ(19)」(松江名俊)

うーん、どうも師匠たちがでてこないと乗れないんだよなあ。戦うつよい理由がケンイチ側に無いのも一因かもしれない。

「カー短編全集2 妖魔の森の家」(ディクスン・カー)

「第三の銃弾」は以前ハヤカワ文庫で完全版を読んだのだが、きれいさっぱり忘れていた。読むとその部分は思いだす(こともある)けれど、その先はまるでわからない。おどろくべき記憶力である。とまれ、これでもかとばかりに不可能状況をくりだしてくるおも…

チャンピオン、「無敵看板娘」が登場キャラの整理をしだしているように見受けられる。最終回がちかいのか? でもって「南風!Bun Bun」が終了。マリダカの話になってついてゆけなくなり、そのままおわってしまった。しかも来週より新連載だと。わけがわから…

サンマガ、うーん「ハヤテ」かな。マリアさんがかわいい。このまんがの主人公がやってる仕事の大半は執事がやることではないように思われますが。 「相棒」は蝶コレクターの話。全体に凡庸な出来ではあるが、最後のひとひねりがうまい。

ジャンプ、あいかわらず「銀魂」と「太臓」ですか。「HUNTER×HUNTER」は主人公よりも王とコムギをめぐるドラマのほうが圧倒的におもしろい。読切の「宇宙商人ポメットさん」(風間克弥)は読切作品にしてはまとまっている。おもしろいというわけではないです…

「ヴィレッジ」(M・ナイト・シャマラン)

順調かつ着実に衰退しているM・ナイト・シャマランであるが、「サイン」では相当な境地にまで到達しており、このペースでいくと本作は未曾有のていたらくを見せるのではないかと思われた。昨今あまり映画を観なくなったのに、そんなのを選って観るのは物好き…

「博士の愛した数式」(小川洋子)

んーそんなにたいした話でもないのでは。すくなくとも私の好みからすると、もっとがっちりとした構造の物語が必要である。それに、作者の数学に対する(あるいは数学的真理に対する、というべきか)過剰にロマンティックでセンチメンタルな思い入れに辟易し…

「日本の歴史5 王朝の貴族」(土田直鎮)

平安貴族にはすでにうんざりであるが、この本自体はおもしろい。全体のバランスとか、語り口とか、シロートむけの啓蒙書としてみごとであります。しかし摂関政治などといいながら、政治不在というほかない状態ですな。ライヴァルを蹴落とす術策とか、せいぜ…

「のだめカンタービレ(14)」(二ノ宮知子)

やっとのだめがオーケストラと演奏するかと思えば肩すかし。そんなにひっぱらなくてもいいと思う。のだめのピアノ演奏がそれなりにあったのでよしとしますが。

「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」(サイモン・ウィンチェスター)

大掃除で本の整理をしていて発掘した一冊。 OED第1版は編纂に70年もかかったのだそうだ。用例をさがすのには多くの協力者が必要であったが、最大の協力者のひとりはなんと精神病院にいる殺人犯であったという話。ネタのわりにヴォリュームが長すぎるが、それ…

チャンピオンは「ドリル園児」もおもしろいが、やはり「24のひとみ」がいい。それから「フットブルース」も女の子がでてきたので楽しみになってきた。

「相棒」がやはり立証困難な事件をあつかっていた。が、最後の処理はちがって、それなりの感慨をあたえるおわりかたになっている。話はつまらなかったが、けりのつけかたはうまいものだと感心したが、元日の話もこんな展開だった気もしてきた。

「古畑任三郎」松嶋某篇。いや、名前はわかるが漢字が思いだせず、といって調べる気にもならないもんで。どうにもブランドの「はなれわざ」を思いださせる。それにメインのトリックがすぐにわかってしまうのではなんともなりません。そもそも、倒叙ものなん…

録画しておいた「古畑任三郎」イチロー篇をやっと見る。このドラマのミステリとしての弱さをいいたてても詮のないことなので措くとして、一番の特長は音楽ではなかろうかと思います。つかわれている楽曲がすぐれているかどうかはよくわからんのですが、とに…

「暗黒神話体系シリーズ クトゥルー4」(編:大瀧啓裕)

ダーレス作品のなにが気にくわないといって、クトゥグアだのハスターだのが登場人物に利用されるのがイヤです。互いに抗争しているから利用されてやっている、といった人間に理解できてしまうような理由もダメ。 C・A・スミスの作品は、こういうふうに化物を…

サンデーで「道士郎でござる」(西森博之)が終了。主人公のほうはともかく、道士郎のテーマ(って何だか知らないが)がうやむやのまま終わってしまい、消化不良の観あり。それなりにおもしろくはあったけど。

「日本探偵小説全集2 江戸川乱歩」(江戸川乱歩)

たとえば「心理試験」にしても、明智の謎解きなどさしておもしろくないのに、ラスコーリニコフめいた犯人による犯行の過程は熱心に描かれていておもしろい。要するにミステリ、すくなくとも本格ミステリに不向きなのであって、ミステリであることを抛棄した…