2021-11-18 ■ 法廷遊戯 おもしろかつたが、情報があまりにも明かされないとも感じた。 さうしなければ成立しない話ではある。だが、登場人物たちはみな承知してゐることを讀者のみ知らぬ状態が最終盤までつづくのにはフラストレーションがたまる。 アンフェアとはいはないものの、なんだかズルく感じてしまふ。 好みの問題か。 法廷遊戯 作者:五十嵐律人 講談社 Amazon