ものぐさ精神分析
 ときに讀むに堪へぬほど愚劣な議論が展開され、どうせ精神分析だしなあと思ひつつすすめてゐた。せめて卷末の「わたしの原点」から讀んでれば多少はこの印象も弱められたのに。
 Freudを“フロイド”と表記してゐるのも氣になつた。當時はそれが一般的だつたのかな。

 

ものぐさ精神分析 (中公文庫)

ものぐさ精神分析 (中公文庫)