ガラスのような幸福(高山宏)

 雑誌やら新聞で連載した「唯物論」(これを“ただものろん”と読ませるのがまた趣味わるい)のつまらなさに、このひとの底が見えたようでもある。『絵のない本に関心が持てなかった』とあるのに、図像がすくないのも不満である。それにしてもまあ、本をたくさん読んでますなあ。