「脳ってすごい! 絵で見る脳の科学」(ロバート・オーンスタイン、リチャード・F・トムソン)

 一般向けの啓蒙書にしては手を抜かずにつくってある印象。だが、私は脳についてさしたる関心ももっておらず、楽しめたとは言えない。では関心もないのになぜ買って読んだかと申せば、挿絵をデイヴィッド・マコーレイが描いているからなのです。
 岩波から出ているマコーレイの絵本(と呼んでいいのか)はすばらしい。「アンダーグラウンド」とか、ほれぼれします。でも副題のわりにこの本での挿絵の数はすくなく、マコーレイのファンとしてはがっかり。
 ところで、“マイナスイオン”という言葉が出てくるのには怪訝な思いがいたしましたよ。科学書にこんな言葉がでてくるとは思わなかったので。これは誤訳なのか、あるいは原文にもでてくるのかな?