2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

風の王国(1) 落日の渤海

なんといつても舞臺が渤海といふのがいい。 一介の水手として育つた主人公がああも劍をつかへるのは不審である。 いましらべたけど耶律突欲つてやはり實在の人物だよね。 讀後、奧附の作者名を見る。美樹は「みき」でなく「よしき」だつた。男だつたのか。風…

扉の外

暴力を封じられたら男は女に支配されるだけなのだらうか。そんな氣もするし、さうでもないのではとも思ふ。腕輪をはづした主人公には暴力に對するペナルティからまぬかれてをり、だから支配をめぐる鬪爭にくははれた、といふことなのか。扉の外 (電撃文庫)作…

GIANT KILLING(31)

GIANT KILLING(31) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (15件) を見る

世界史とヨーロッパ ヘロドトスからウォーラーステインまで

世界史とヨーロッパ (講談社現代新書)作者: 岡崎勝世出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 63回この商品を含むブログ (24件) を見る

扉の陰の秘密

ルーファス・キング原作なんだね。中盤のサスペンスはなかなかであるが、ストーリーはつまらぬ。フリッツ・ラングコレクション 扉の影の秘密 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/04/22メディア: DVD クリック: 39回この商品を含むブログ (20件) …

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(9)

由比ヶ浜のやうな潤滑油がゐないとこの世はまはつていかないといふのが本書の結論であらうか。やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9 (ガガガ文庫)作者: 渡航出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/04/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (25件) を見…

本棚探偵最後の挨拶

あつめた本を捨てはじめる、そのいさぎよさに驚く。私みたいに意地汚い人間にはできませんわ。本棚探偵最後の挨拶作者: 喜国雅彦出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/04/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る

アメリカの鱒釣り

「アメリカの鱒釣り」といふことばは語呂がよくない。書名だけならまだしも、本文にもたくさん出てくる語なので氣になるわけだ。おまけに章がかはるたびに鱒に「ます」とルビがつく。この小説は短い章をたくさんつらねた細切れ小説なのでルビも頻出する。「…

新しい科学論 「事実」は理論をたおせるか

新しい科学論 「事実」は理論をたおせるか (ブルーバックス)作者: 村上陽一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

極限脱出ADV 善人シボウデス

前作よりもプレイしやすくなつてゐるし、ストーリーもおもしろい。大じかけを次々にくりだしてくるクライマックスは壓卷である。毎日わくわくしながらやつてゐたので、をへてしまふのがもつたいなく感じた。 難をいへばこれは裏切りのゲームのやうに見えてさ…

アルゴ

サスペンスを盛りあげようと無理した感がある。さうするしかないのだらうけれども。もつとも印象にのこつたのは登場人物の髪型やひげだつたりする。アルゴ [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2013/09/04メディア…

ボールルームへようこそ(6)

ボールルームへようこそ(6) (講談社コミックス月刊マガジン)作者: 竹内友出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/04/17メディア: コミックこの商品を含むブログ (9件) を見る

失脚/巫女の死

「失脚」の前半のやうな、たくさんゐる人物の關係をだらだらと明らかにしてゆく展開はどうしておもしろく感じるのだらう。理由はわからんがおもしろい。「虚航船団」の前半を思ひだした。 「巫女の死」のアイディアはよい。が、ミステリ的處理はあまりうまく…

ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝

安手のファンタジーみたいな邦題である。「龍門飛甲」でよいではないか。 さて私のもつとも好きなカンフー映畫は「天地大乱」であり、ツイ・ハークとリーの作品となれば觀ないわけにはいかない。だが、期待よりも不安が大きかつた。結果としてそこそこの出來…

春の戴冠3

春の戴冠3 (中公文庫)作者: 辻邦生出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/03/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック

以前から、このひとはどうして日本語を學んだのだらうと思つてゐた。この本を讀んで理由らしい理由はないのだと知つた。なんだか納得。ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック: Once Upon A Time In England... (光文社知恵の森文庫)作者: ピーター…

トビト記

私のもつ新共同譯聖書は「続編」と稱して舊約の外典をのせてゐる。こちらも讀まねばならぬ。 この「トビト記」はきちんと物語になつてをり、本篇(?)よりも讀んでおもしろい文章になつてゐる。天使や惡魔も出てきて道具立ても派手だ。近代的精神の産物に近…

リピートアフターミー(2)

すこし「成長」してしまひましたな。でもおもしろかつた。やや強引なところがあるものの、結末にむかつてゆく展開の緻密な構成に感服した。リピートアフターミー(2)(完) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)作者: ヤマモトマナブ出版社/メーカー: マッグガ…

なぜ意識は実在しないのか

著者の語り口が性に合はぬ。むしろ氣に喰はぬ。以前べつの著作を讀んだときにもさう感じたから、これはもうさういふものと受けとるほかない。いろいろ考へさせられはしたが、終始いらいらさせられもした。なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)作者: 永井…

リピートアフターミー(1)

かはつた主人公である。このまま「成長」などせずにいつてもらひたい。リピートアフターミー(1) (ブレイドコミックス)作者: ヤマモトマナブ出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2013/07/10メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る

世界にひとつのプレイブック

肝腎のダンスシーンをアップ多用でごまかしたことは感心せぬ。ごまかすよりなかつたのだらうけれど。脚本はもうひとひねり必要だと感じた。原作がこんな風なのかな?世界にひとつのプレイブック DVDコレクターズ・エディション(2枚組)出版社/メーカー: 東宝…

歴史を動かした哲学者たち

歴史を動かした哲学者たち (角川ソフィア文庫)作者: 堀川哲出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2012/12/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る

あさひなぐ(11)

あさひなぐ 11 (ビッグコミックス)作者: こざき亜衣出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/03/28メディア: コミックこの商品を含むブログ (5件) を見る