2015-01-01から1年間の記事一覧

こいいじ(1) 戀愛を主眼とする少女まんぐわは讀まないことにしてゐるのに、うつかり手を出してしまつた。 こいいじ(1) 作者: 志村貴子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/04/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(11) 變節後の主人公があまり好きではない。いや、變節ではなく、もとからさういふ人間だつたのかもしれぬ。だとしても、そこをあへて世をすねて、斜にかまへて生きてきたのだから貫徹してもらひたい。私はこの主…

家政婦は名探偵 もつとコミカルなものかと思つてゐた。「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」みたいな感じを。 家政婦は名探偵 (創元推理文庫) 作者: エミリー・ブライトウェル 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/05/11 メディア: Kindle版 …

アルスラーン戦記(7)(8) 王都奪還 仮面兵団 「暗号」でなく「暗合」ではなからうか。 アルスラーンはみなからはぐれすぎである。 王都奪還・仮面兵団 ―アルスラーン戦記(7)(8) カッパ・ノベルス 作者: 田中芳樹,丹野忍 出版社/メーカー: 光文社 発売日: …

バートン・フィンク 體調がわるくなると本が讀めなくなるが、映畫はもつとだめだ。 レスリング映畫なる一大ジャンルがあつた、のか? 觀たことがないけれど、現在まで觀つづけられてきたやうな作品はないのだらうか。 バートン・フィンク [DVD] 出版社/メー…

アルスラーン戦記(5)(6) 征馬孤影 風塵乱舞 睡眠時間をけづる小説である。いけませんね。 征馬孤影・風塵乱舞 ―アルスラーン戦記(5)(6) カッパ・ノベルス 作者: 田中芳樹 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2003/08/21 メディア: 新書 購入: 3人 クリック…

決してマネしないでください(2) ネイルはガンプラ、なのか。ガンプラをつくらないからよくわからぬ。 決してマネしないでください。(2) 作者: 蛇蔵 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/06/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

福家警部補の挨拶 倒叙ものがあまり好きではない。ドストエフスキーのほかの作品とくらべて「罪と罰」が氣にいらないのは倒叙ものだからではないかと考へたりもする。なぜだかわからぬ。 ところが「刑事コロンボ」は好きである。テレビドラマとしてはミステ…

アルスラーン戦記(3)(4) 落日悲歌 汗血公路 くいくい讀ませますな。 落日悲歌・汗血公路 ―アルスラーン戦記(3)(4) (カッパ・ノベルス) 作者: 田中芳樹,丹野忍 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2003/05/21 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 14回 この…

パンチライン 打越鋼太郎のゲームはなるべくプレイするやうにしてゐるが、まさかアニメーションまで見ることにならうとは。私はつづきものの番組をきちんきちんと見ていくのが苦手で、義務感が重くなつてしまふのである。いまは解放された氣分であります。 …

中世神話 日本の神話といへば記紀神話とばかり思つてをり、それすらろくに知らなかつたが、中世の神官たちがへんてこでマニアックな神話をたくさんこさへてたのですな。まつたく知らぬことばかりで新鮮であつた。 考へてみると何かの本を讀むとき、その何か…

魔法陣グルグル2(4) 前卷を讀んだときから氣づいてはゐたのだが、デキルコかはいいね。 魔法陣グルグル2(4) (ガンガンコミックスONLINE) 作者: 衛藤ヒロユキ 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2015/06/22 メディア: コミック この商品を含…

謹訳 源氏物語 四 ハーレム建設回。玉鬘の話などを讀むと紫式部がなぜこんな話を書いたのかわからなくなる。 謹訳 源氏物語 四 作者: 林望 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/08/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

ブッダの瞑想法 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践 釋尊の謎めいてゐたり、深遠さうなことばも、じつは單に瞑想のコツをいつてるだけなのではないか。と、あらたな角度からモノを見ることができるやうになつたといふ意味では價値があつた、かな。 一面の雪景色…

四畳半神話体系 體調をくづすと本が讀めなくなる。體力といふより氣力の問題のやうで、讀む氣にならないのである。昨日やうやくまんぐわを一册讀了し、それからやつと小説を讀めるやうになつた。寢ころがつて本を讀むだけのにも健康は重要なのだなあ。 四畳…

神様のバレー(5) 神様のバレー 5 (芳文社コミックス) 作者: 西崎泰正,渡辺ツルヤ 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2014/09/16 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る

犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(下) なんとも愛すべき小説。よく憶えてゐないとはいへ「ボートの三人男」は好きな作品であり、ピーター卿とハリエットがボートに乘るシーンのはうはよく憶えてゐる。そして私の好きなフィン…

あもくん 夜な夜な諸星大二郎に創作怪談を聞かされてそだつたこどもはどうなるのだらう。 あもくん (幽COMICS) 作者: 諸星大二郎 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/03/30 メディア: コミック この商品を含むブログ (4件) を見る

脱出アドベンチャー 旧校舎の少女 不意に脱出ゲームをしたくなつてプレイしてみた。脱出ゲームとしてはそこそこ滿足のゆく出來といへようか。もうすこしヴォリュームがほしいところではある。それよりも、演出がどうにも稚拙である。人物もストーリーもかん…

犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(上) あいにくかなり大昔に讀んだもので「ボートの三人男」の記憶がおぼろである。もつとも、先日讀んだ「ドゥームズデイ・ブック」だつてはつきりと憶えてゐるわけでもない。 「ヘンゼルとグ…

ウィンブルドン 警察の對應が後手後手になりフラストレーションがたまる。作者はそんなことはどうでもよく、ふたりの友情を描ければよいのであらう。しかし最後などなすすべなく運頼みではないか。 ウィンブルドン (創元推理文庫) 作者: ラッセル・ブラッド…

神様のバレー(4) 武藤のキャラがよい。それにしても味方にまで作戰を秘密にしておく必要はないよね。作劇上の要請なのだらうが。 神様のバレー 4 (芳文社コミックス) 作者: 西崎泰正,渡辺ツルヤ 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2014/05/16 メディア: コ…

とめはねっ!(十四) 袴田さん、石塚の野郎と結婚したのかっ。 とめはねっ!鈴里高校書道部 14 (ヤングサンデーコミックス) 作者: 河合克敏 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/05/29 メディア: コミック この商品を含むブログ (8件) を見る

それでも町は廻っている(14) 最初の話の紺先輩もかはいいが、最後の話のヴェリーショートの歩鳥もかはいいではないか。 それでも町は廻っている 14巻 (ヤングキングコミックス) 作者: 石黒正数 出版社/メーカー: 少年画報社 発売日: 2015/05/30 メディア: …

あさひなぐ(14) こちらもしばらく人間關係のゴチャゴチャにフォーカスがあたつてゐたが、この卷では競技が中心になつてホッとした。 あさひなぐ(14) (ビッグコミックス) 作者: こざき亜衣 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2015/05/15 メディア: Kindl…

喝采 シリアスなビング・クロスビーの映畫を撮る必要があるのかといふ根源的な疑問がある。この映畫の唯一の見所はメガネ姿のグレイス・ケリーだけではないか。もつとも、グレイス・ケリーが好きなわけでもない。バーグマンとか、ヒッチコック好みの女優は總…

週刊少年マガジン 讀切バレーボールもの「シックス!」がなかなか。「連載権を懸けて」なんてアオリはどうかと思ふ。ハルロック(2) 猫および猫飼ひのことをよく知つてをる。 ハルロック(2) 作者: 西餅 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/10/23 メデ…

スイス時計の謎 表題作の推理プロセスはまさにクイーン風ストロングスタイルである。たいへん結構なものでした。 火村が事件のたびに(かどうかはわからぬが)アリスを呼び、警察もそれを黙認してゐるのがじつは解せない。そんなのはお約束であり、目をつぶ…

少女ファイト(12) 「神様のバレー」とは對照的でバレーといふ競技や試合の展開は人間關係のドラマのダシにすぎない。これはこれでおもしろいが、好みはあちらかな。 少女ファイト(12) (KCデラックス イブニング) 作者: 日本橋ヨヲコ,木内亨 出版社/メーカ…

神様のバレー(3) 堅調。 神様のバレー 3 (芳文社コミックス) 作者: 西崎泰正,渡辺ツルヤ 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2014/01/16 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る