パンチライン
 打越鋼太郎のゲームはなるべくプレイするやうにしてゐるが、まさかアニメーションまで見ることにならうとは。私はつづきものの番組をきちんきちんと見ていくのが苦手で、義務感が重くなつてしまふのである。いまは解放された氣分であります。
 ひとことで申せばこの作品は難解である。何回目かのループであのときのアレはかういふことだつたのか、とわかるわけだが、週三十分のつづきものでは登場人物の名前をおぼえるのすらむつかしい。しかも主要な人物にはべつの名前まである! あのときのアレなんぞ、忘れさつてゐるといふものだ。もつぱら私の記憶力の問題ではあるけれど。
 ラストは「善人シボウデス」にも似た抛りだされた感がある。ゲーム版ではきちんとした結末があるのかね。