完本 チャンバラ時代劇講座
橋本治の文章を讀んでると思ひもよらぬ結論にハッとすることが多い。だが、ほんたうにそんなことが言ひきれるのかといふ疑念もつきまとふ。まあ、それがおもしろいんですがね。
「大菩薩峠」論がおもしろい。それは私がろくにチャンバラ時代劇なるものを觀てないのに對して、「大菩薩峠」を讀んでゐるからといふこともあらう。この「大菩薩峠」論はおもに小説のはうを語つてますからね。カットした二百枚に「大菩薩峠」をあつかつたものがあると聞くと惜しい。
「暴れん坊兄弟」が觀たくなる。「清水港 代参道中」とか「血煙高田馬場」とかも。
ドクター・ストレンジ
ボスとのけりのつけかたがおもしろい。