「西洋音楽史」(岡田暁生)

 「反音楽史」の主張について、私は懐疑的であったが、こちらの本でも似たようなことが書いてあるところを見ると妥当な見解であったようです。だいたい書きかたが悪かったんだよね。いかにもな陰謀史観で、ルサンチマンにみちていて。対してこちらの記述には説得力があった。
 でも、一番おもしろいのはバロックより前の部分。ルネサンス音楽はあまり聴いたことがなかったが、なかなか興味深い。ワグナー以降についてはそこまでの関心はないが、でもいくつか聴いてみたいモノができたのでよしとしましょう。