2006-11-14から1日間の記事一覧

「文学全集を立ちあげる」(丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士)

まづ、“立ちあげる”なんてヘンなことばをつかっているのが気になる。こんなことばはコンピュータに関してのみ使えばいいではないか。おもしろく一気に読んだが、とにかくみんなよく読んでる。作品名もひょいひょい出てくるし、それに共通理解がある。本業な…

「水滸伝と日本人」(高島俊男)

日本における「水滸伝」受容史であり、そういう専門的なものをさらっと読ませてしまうのはたいしたものである。が、わたくしはどうも「水滸伝」が好きでないので、のれないんだなあ。そもそも、高島さん自身が『水滸伝の文章は稀世の名文であるが、その名文…