「文学全集を立ちあげる」(丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士)

 まづ、“立ちあげる”なんてヘンなことばをつかっているのが気になる。こんなことばはコンピュータに関してのみ使えばいいではないか。おもしろく一気に読んだが、とにかくみんなよく読んでる。作品名もひょいひょい出てくるし、それに共通理解がある。本業なのだから当然か。「水滸伝と日本人」で触れられた作品も出てきたが、評価がまるで違うのが興味深い。SFだとか児童文学なんかのチョイスはかなりつまらない。