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家庭教師なずなさん（3）

家庭教師なずなさん　３ (少年チャンピオン・コミックス)

魔法陣グルグル2（14）

魔法陣グルグル２ (14) (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

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 半席
　ホワイダニットものの連作短篇のやうである。明かされる動機は意外ではあるが、納得できるかといへばさうでもない。ヒントの出しかたがヘタであるためだらうが、そもそもこの小説をそこまで本格ミステリとして讀むのが妥當なのか。さらにいふとカッとして殺してしまつたがその理由は、てな展開ばかりで事件のヴァラエティがたりない。
　これは雜誌に掲載されたものなのだらうか。解説にそのあたりの情報がなくなんとも不親切であるが、さう思ふのは設定の説明として毎度毎度おなじやうな文章を讀まされるため。雜誌に載るときはそれでよいとしても、一册の本にまとめる際には過剩な重複はさけるべきではないか。
　江戸の社會や幕府の制度の問題が山ほど出てくる。いったん成立したシステムは實情に即さなくなつてもいつまでも殘りつづけるのか。もうすこし何とかならんかつたのかねえ。

半席 (新潮文庫)

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ジョン・ロック　神と人間との間
　非キリスト教徒からみるとなんとも雜だなあと感じる。
　福音書に書いてあるからといつてイエスのおこした奇蹟に「明晰な証拠」があるなどと、異教徒が思ふわけないでせうに。どれだけのんきなんだ。
　ロックの思想よりもむしろ、名譽革命前後の歴史に興味をもつた。

ジョン・ロック――神と人間との間 (岩波新書)

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白い恐怖
　二度も録畫に失敗するといふ、私にとつて詛はれた映畫。つひに觀ることができた。
　野暮つたい白衣と眼鏡すがたのはうが、バーグマンはかはいくないだらうか？

白い恐怖(字幕版)

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ブッダの真理のことば・感興のことば

ブッダの真理のことば・感興のことば (岩波文庫)

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破壊神マグちゃん（2）
　かういふおつとりとした一話完結型のコメディがジャンプに連載されてゐることのありがたみよ。
　編輯者といふものの重要さをあとがきを讀んで感じ入りました。

破壊神マグちゃん 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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サハラの薔薇
　これは卑小な男が頑張る話である。
　それはわかるがあまりに卑小で閉口する。なにかといふと保身をかんがへる。仲間を見捨てようとする。終盤にいたつてもさうなので、なぜこんなヤツを冒險小説の主人公にするのかと思つてしまふ。

サハラの薔薇 (角川文庫)

 GIANT KILLING（57）

ＧＩＡＮＴ　ＫＩＬＬＩＮＧ（５７） (モーニングコミックス)