ツバメ号とアマゾン号 下
夜明けの湖をすすむツバメ號や、ながれる湖岸の風景の描寫を讀むだけで滿足なのであります。
案の定と申しますか、「きょうのスーザンは、とても原住民的な気もちになっていた」なんて文章があつた。スーザンはよく土人的な氣分におちこむが、でも「ナルニア国物語」の長女のやうに最後に堕落したりはしないのである。
上橋菜穂子の解説はわるくないが、「海にでるつもりじゃなかった」のネタバレはいけませんな。
「間切る」を「タックする」といひかへることにしたのかな。
ツバメ号とアマゾン号(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)
- 作者: アーサー・ランサム,神宮輝夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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