「WATARIDORI」(ジャック・ペラン)

 別に原題が「WATARIDORI」というわけでもないのであるから莫迦な邦題をつけたものである。渡り鳥のドキュメンタリーなのだが、どう考えたって撮れないような映像があるのでこれはCGだろう、これはCGぢゃないのかな、などと考えながら観ていた。今ざっと検索してみたらCGではないらしい。邦題と同じくらい莫迦な見方をしてしまったようだ。ホバリングしたり、滑空したり、水面すれすれを飛んだりする鳥は文句なしに美しい。であるからこそ、馬の群れみたいな演出は不要だったのではないか。