ジャンプ、「タカヤ―夜明けの炎刃王―」(坂本裕次郎)が終了。主人公は隣家の兄妹とおなじ学校へむりやり入学させられる(たしか隣家は大金持ち)。その学校がすべてを勝負事できめるしきたり(?)になっており、そこで生き抜くために主人公は武術をならい、学内のトーナメントでたしか優勝するのであった。その直後、主人公と隣家の妹は化物の跋扈する異世界にはこばれる。まもなく、うおーやったるぜー的ラストで打切にいたる。これほど見当はづれのテコ入れが、またこれほどみごとに失敗するのはめづらしく、その意味で貴重な作品といえましょうか。べつに学園篇がおもしろかったわけでもないけど。
 ところで「こち亀」がおもしろかった。この作品がおもしろいのはアナキーな両さんの活躍が見られるごく初期だけなのだが、星逃田みたいなキャラが出てきてナンセンスっぽくなるとちょっと持ちなおしたものである。今回とか、トビラがたくさんあった話とかは後者の味わいがあってよかった。「銀魂」の心理戦もなかなか。