「真世の王(上) 黒龍の書」(妹尾ゆふ子)

 世界の謎をめぐるストーリー、ではあるが、世界があまりにせまいような。この世界が滅びてもしかたないと思わせてしまう魅力の無さ。
 陰鬱な超人たちばかりでは感情移入しづらいので、下巻ではウルバンの活躍に期待したい。まあなんですよ、けっきょく私は通俗活劇のほうが好きなのかもしれません。