「リフトウォー・サーガ(1) 魔術師の帝国(上)」(レイモンド・E・フィースト)

 大昔に一度読んだのだが、続巻には手を出さなかった。「指輪物語」を超えたなどといわれているが、あのような確乎とした世界も、歴史もないのでがっかりしたことをおぼえている。この小説にそんなことを求めるのがマチガイなのですが、なにせ「指輪」にどっぷりとハマっていたころのことだったので。
 今更に再読したのは、これが魔法修行者の物語だった気がしてきたからだったのですが、またしても見込み違いであったようです。シリーズタイトルからして戦争ものなのはしかたないですかね。それでも今度は全部読もうかと思ってはいるのですが、問題はつづきが手にはいるかどうか。