弁護側の証人
 眞相があきらかにされたとき、はたと膝をうつといふより困惑した。何度も讀みかへしたあげく、ミスプリントまで疑つた。まんまとだまされたわけだが、どうも心地よい驚きではなかつた。いや、おもしろかつたのだけれど。
 小泉喜美子の小説を讀むのははじめてである。これまでは私にとつて彼女はクレイグ・ライスやジョセフィン・テイの翻譯者であつたのだ。いまはもう、どちらも新譯版になつてしまつたのかな。

 

弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)

弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)

 

 


王様の仕立て屋~フィオリ・ディ・ジラソーレ~(4)

 

 

 

疫病と世界史(下)
 「銃・病原菌・鉄」よりインパクトがあつたかもしれぬ。今後この觀點をもたぬ歴史を讀んでも信用できないかも、いや、感化されすぎかな?

 

疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)

疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2)

 

 
プレイボール2(1)
 「おれはキャプテン」を描いたときからこの作者が「プレイボール」の續篇を描くのは必然であつたのだらうが、讀むかどうか迷ひましたな。結果としてたのしんで讀めたけども。
 谷口くんてこんなこと言ふかなとか、このころ經驗値なんて語はあつたかなとか、こまかい違和はあれこれ感じる。丸井がいちばんらしいだらうか。

 

プレイボール2 1 (ジャンプコミックス)
 

 

猫俳句パラダイス
 ただでさへ猫の俳句は抑制が效きづらいのに解説文まで甘々なのはどうなのか。

 

猫俳句パラダイス (幻冬舎新書)

猫俳句パラダイス (幻冬舎新書)

 

 
疫病と世界史(上)

 

疫病と世界史 上 (中公文庫 マ 10-1)

疫病と世界史 上 (中公文庫 マ 10-1)

 

 

ジュラシック・ワールド
 何度も何度も問題をおこしてよく營業できるなあ。
 雜な脚本だがラプトルがかはいいのでゆるさう。