ホテル ギガントキャッスルへようこそ
 敵がうすつぺらでダメ。

 

 
 公式ガイドブック「廻覧板」を買つたので、「それでも町は廻っている」を一日に一二話づつてれてれと再讀してやつと終つた。雜誌連載の作品でよくもまあこんなにややこしいしかけをほどこしたものだと驚くやらあきれるやら。
 讀みかへして印象的だつたのはジョセフィーヌがかはいいこと。これはもう、紺先輩やエビちやんに匹敵しませう。ちなみに私のひいきのキャラは針原さんとタケルです。
 また、歩鳥のいひまちがへがいちいちおもしろい。パイオニアをオパビニアをいつたところはゲラゲラ笑つた。歩鳥が思つたより探偵してゐることもつよく感じた。これはもう、日常系といふよりほとんどミステリであるな。