樹海戦線
 もつと派手にドンパチするのかと思つてゐたのは書名のためである。「戦線」はないだらう。そもそも「樹海」なのか? 「樹海」ではあるのか。
 ほかにも讀みちがへたことがある。犬が出てきたとき、この犬が活躍するのだらう、これは犬の物語なのだなと思つたがまるでちがつた。

 

樹海戦線 (ハヤカワ文庫NV)

樹海戦線 (ハヤカワ文庫NV)

 

 
僕らはみんな河合荘(7)
 なんともめんだうくさい連中だこと。同じめんだうなら麻弓さんのはうが好きだけどなあ。