ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVII
 なんとも壮絶な話だ。ストーリーの先が讀めないが、母の遺言により軍にかかはつたやうに本書終盤の彼女のことばによつて苦難にまきこまれるのでせうなあ。精靈の正體の謎はさらに氣にかかる。
 軍隊てのは畢竟、イグセムのやうであるべきだらう。タイの軍みたいに何かと政治に介入しようとするはうが迷惑が大きい。そのために國がほろぶとしても、その責はむしろ政治が負はねらならぬ。