「福音書」解読 「復活」物語の言語学

 後半はただのたはごとではないか。なんでもない文章に暗號を讀まうとする不毛さ。そもそも用もないのに數式や函數をもちこまうとする學者は信用ならぬ。田川健三によればマルコのギリシア語はかなりつたないらしい。とすれば語彙がすくないためことも考へられ、ならば同じ語をつかつてゐるからどうのかうのといふ分析に意味があるのかわからないのではないのか。田川氏をどこまで信用していいのかもわからんけれど。