平将門 下巻

 けしかけられ、まきこまれ、流されるやうにして新皇になつた小次郎はますます行動の自由をうしなふ。どうも物語の主人公としてはさえませんね。それにしても古代人のこころはわからぬ。そんなに怨靈をおそれるのならばなぜ他人をひどい目にあはす?

平将門〈下巻〉

平将門〈下巻〉