エステル記

 自分が敬禮をしないために全ユダヤ人が迫害されても恬としてゐるモルデカイの氣が知れぬ。ユダヤ人絶滅政策がすでにこの時代にあつたとはなんともかんとも。もつとも、この文章がどれだけ史實に即してるのかわからない。
 女性の名エスターはこのエステルから來てるのだらうか。王の寵をいいことに好き勝手したといふのがエステルの印象なのだが。