英二の存在がわからぬ。この物語に必要か? いや、まあわかることはわかりますよ。日本人がゐることで讀者にとつかかりをもたせ、また彼が弱點にならないとアッシュが無敵になつちまふ。でもねえ、英二が出るところだけとつてつけた感じになるし、話が澁滯するぢやないか。
せめて女の子にすればよかつたのに。あるいは、英二をもつとつよくて頼りになる相棒にして、ふつうの男の友情を描くとか。

- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/02
- メディア: 文庫
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