「MAJOR」(満田拓也)が終了。「健太やります」から讀んでゐるが、この作者のドラマツルギーといふか、作劇手法はひとつしかない。ピンチにおちいりくじけさうになる登場人物を、チームメイトなどが叱咤する。氣合をいれなほしてピンチをきりぬける、これだけだ。それでかうも長きにわたり連載をつづけられたのは不可思議といふほかないが、端的にいつておもしろくないよね。
さらに「Tomorrows」(出口真人)もをはり。叮嚀な話づくりはよいが、迫害される超能力者といふテーマが好みではない。とはいへ、低迷するサンデーの連載陣ではマシな部類にはひりませう。