週刊少年ジャンプ44号

 「切法師」(中島諭宇樹)が終了。打ち切りのようですが、うーむ、惜しいような惜しくないような。ハヌマン(漢字をあてるのがめんどう)とのやりとりのあたりを読むと悪くないし、最後に堰をきったように出してきた設定もなかなかこっている。“七刀”が一文字になって‘切’になったわけですね。でも、キャラクタの造形などありきたりだし、バトルもおもしろいとは言いがたい。次作でがんばれってところですか。
 そして「べしゃり暮らし」(森田まさのり)が開始。笑いを生みだすのは知性が主であると思っている。よって、先日チャンピオンで連載終了した作品もコレも、主人公が本質的に愚かであることは致命的だと思うのです。成功した喜劇人というのは内省的で鬱屈した人物が多いような気がするしね。