Missing Blue

 シーナ篇おわり。悪戦苦闘いたしましたよ。瑠羽奈の感情値を高すぎず低すぎずにしなければならず、しかし目安はないので何度もやりなおすハメに。そんな作業が面白かろうはずもなく、抛りだそうかとも思いました。
 シーナというキャラはまるで面白みがなく、なのに主人公はめろめろになっていてプレイヤーとのギャップが大きくなりますな。あててる人の声もあまり好きではないのですよね。「ER」のグリーン先生の娘(レイチェルだっけ)も、この人が声やるようになってからグレだしたし、ってのは言いがかりですが。
 シナリオはそれなりにまとまってはいるものの、異種族という大がかりな道具立てと、友人を傷つけてしまったのでもう競争はしたくないなぞという矮小なドラマとが、非常にそぐわないと言わざるを得ません。とにもかくにも彼女である瑠羽奈に、シーナのことを相談する主人公のデリカシーの無さも気に障ります。相談したくないが、しないとクリアできないので相談するプレイヤーの苦衷を制作者は想像できなかったか。