2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

謹訳 源氏物語 三 ほとんどの歌にかけことばがつかはれてゐる。これが私にはくだらぬダジャレにしか思はれないのである。これは詩心にかかはる重要な分岐點ではないのか。なんとなれば世界のあらゆる詩歌に押韻の要素があり、押韻とは畢竟、ダジャレにすぎな…

夢からさめても(2) なんだか伊藤さんに肩入れしたくなつてくるな。 夢からさめても(2) (アクションコミックス) 作者: 王嶋環 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2015/04/28 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る 知についての三つの対話 …

神様のバレー(1) 戰爭ものだと軍師が主人公のものがたくさんあるのだから、コーチや監督が主人公のスポーツものはもつとあつていいと思ふのだ。 神様のバレー 1 (芳文社コミックス) 作者: 西崎泰正,渡辺ツルヤ 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2013/06/15…

猫間地獄のわらべ歌 フェル博士(だつたか)がしよせん自分たちは推理小説の登場人物にすぎない、などとぶちまけることだつてあるのだから、メタフィクショナルな展開があつてもよい。ただ、肝腎の謎解きシーンを樂屋落ちで逃げるのはいただけません。 ラス…

アオイホノオ(5) 主人公は運轉免許をとらうとしてるだけだな。 アオイホノオ(5) (ゲッサン少年サンデーコミックス) 作者: 島本和彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/09/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 日本に古代はあったのか…

オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~ レッドフォードはうまく歳をとれなかつた感がある。ひげでもはやしたらどうかしらん、などと考へてばかりゐた。 オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~ [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2014/09/02 メデ…

逃げるは恥だが役に立つ(5) 賞與とな。そこで考へてみたが私はひとに本くらゐしか贈つたことがない。本はひとにより好みの差がはげしいので贈りものには不向きだと思ふけれど。むかーし、當時絶版で(いまもか?)古本屋でさがしまはつてゐた「地球人のお…

A-10奪還チーム出撃せよ ラストの展開はテキトーすぎませんかね。ラッキーマンならあれでいいだらうけど。 A‐10奪還チーム出動せよ (ハヤカワ文庫 NV ト) 作者: スティーヴン・L・トンプスン,高見浩 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/09/05 メディア:…

グラン・ブルー フランス語の映畫かと思つたら英語だつた。 なんともとりとめのない映畫である。しつかりしたストーリーがあるとも思つてなかつたけれど、これなら編輯で一時間分カットしないと。なんならゴダールよろしく切り刻んで九十分にしてもいい。ジ…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(10.5) 材木座の出番が多いのはよろしいが、平塚先生のはうが減つたのがかなしい。卷數は自然數にしてほしい、といまさらいふのも詮ないか。 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5 (ガガガ文庫) 作者: …

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンVII なんとも壮絶な話だ。ストーリーの先が讀めないが、母の遺言により軍にかかはつたやうに本書終盤の彼女のことばによつて苦難にまきこまれるのでせうなあ。精靈の正體の謎はさらに氣にかかる。 軍隊てのは畢竟、イグ…

週刊少年サンデー 「氷球姫」がをはつた。「BE BLUES!」もいいと思ふが、私はコレと「ヘブンズランナーアキラ」が好きなので殘念である。ストーリーにそれなりのけりはついてゐるので「KING GOLF」や「GOLDEN AGE」が移籍したときほどは無念ではないけれど…