西洋哲学史I 「ある」の衝撃からはじまる
熊野氏の岩波新書「西洋哲学史」がおもしろかつたのでこちらも讀んでみる。熊野氏單獨の著書ではないとはいへ、おなじ書名なのはどうなのか。
西洋哲學史の一卷となれば古代ギリシア哲學である。しかし目次をみるとプラトンやアリストテレスとならんでニーチェ、ハイデガーの名もある。かはつてますね。
そして一章はパルメニデス。私はゼノンのパラドックスがすきだつたことがあり、もうエレア派といつてもよいほどだつた。なのでわが意を得たりといふ感じ。それにしてはプラトンの「パルメニデス」を讀んでない。これは文庫で出てない(はず)ため。全集は手をだしにくいですからね。文庫のプラトンは「法律」のほかはあらかた讀んでゐると思ふ。「テアイテトス」「ソピステス」「ティマイオス」なども讀んでみたいから全集を買つてみるか。
西洋哲学史 1 「ある」の衝撃からはじまる (講談社選書メチエ)
- 作者: 神崎繁,熊野純彦,鈴木泉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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