暗黒館の殺人(二)
 島田潔はどうしたのかとふと思ふ。しらべたら鹿谷門美が島田だつたのね。
 なにぶん「黒猫館」を讀んだのが2016年なので記憶がうすれてをります。
 なぜさうも間があいたかと申せば、これはもう分量におそれをなしたからであります。

 

 

オカルティックナイン
 終盤のドラマづくりに失敗してゐる。主人公が勝手につまづき、勝手に立ちなほり、なんとなく解決した。
 そこまでの展開はわるくないし、アイディアの盛りこみかたも丹念だし、作畫も上々だつたのだが。
 主要な登場人物は多いが、役割のはつきりしないキャラもゐる。このあたり、原作だとまたちがふのだらうか。