新感染 ファイナル・エクスプレス
 走る列車内といふ、せまい空間でのゾンビとのバトルがおもしろい。明確に悪者すぎる人物の存在はどうなのだらう。そして物語のあとが心配になりますね。

 

新感染 ファイナル・エクスプレス [Blu-ray]

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ミステリークロック
 土性骨シリーズがないのは殘念。そのかはりといつていいのか、「鏡の国の殺人」の萵苣根に似たテイストがある。この作家のオフビートなユーモアのセンスがけつこう好きだ。いやストロング・スタイルな本格マインドももちろんすばらしいのですが。

 

ミステリークロック

ミステリークロック

 

 

バーフバリ 王の凱旋
 前作よりも破天荒さが増しておもしろくなつた。お姫さまと弓を射るシーンなぞ莫迦ばかしいことを大真面目にやつてゐるのがよい。
 そもそも元兇は國母さまなのではないか。主人公が身をやつして遊んでるのも一因だけど。
 前作ヒロインがほとんど活躍しないのは殘念。
 二部構成の第二部の半分が回想といふのはどうなのかな。
 王はしかし、凱旋したわけではないよね。

 

バーフバリ2 王の凱旋 [Blu-ray]

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僕らはみんな河合荘(11)
 目次を見ないために番外篇がいくつもあることを知らず、本篇があつさりと終了したのに驚く。

 

 

GIANT KILLING(48)
 だいぶ、といふか全然ちがふのだけれど中田と中村とを重ねてしまふな。

 

GIANT KILLING(48) (モーニング KC)

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フリッカー、あるいは映画の魔
 オビに「「サンセット通り」と「薔薇の名前」が出会った」などとあるが、「薔薇の名前」といふより「フーコーの振り子」ではなからうか。「フーコーの振り子」と「サマー・アポカリプス」の出會ひと申しますか。映畫はどこへいったといふことになるが、そもそも中盤以降、映畫はどうでもよくなるのである。ラストあたりでちともどるけど。そして中盤以降はあまりたのしめなかつた。映畫ミステリで突つきつてほしかつた。
 あと、カタリ派についてきびしすぎると感じた。メチエの「異端カタリ派の歴史」をそろそろ讀むかなう。

 

フリッカー、あるいは映画の魔

フリッカー、あるいは映画の魔