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新婚よそじのメシ事情
　王嶋環ファンとしましてはですね、王嶋さんの新妻ぶりが見どころだつたわけです。ええ、キモチワルイですね。
　讀んでみて王嶋さんはかはいかつたし、作品のクオリティも上々で滿足。つづきがあつてもよいのに。

ツインピークス The Return
　最終回を見た。期待以上におもしろかつた。といつてもわけはさつぱりわからない。わからなくてもおもしろい話といふのもあるのだなあ。
　ただ、本質的にといふか原理的に理解不能なこと以外に、人物が多すぎて把握しきれずそのためにわからんこともままありさうではある。

ザ・コンサルタント
　弟はどうした？と思ひつつ觀てたのに讀めなかつた。なんともぬけてゐる。
　おもしろかつたけれど、もつと會計士としての能力の發揮を見たかつたね。

ゴッドウルフの行方
　なんとなしにこのシリーズは80年代の小説かと思つてゐたが一作目が出たのは73年。大学が舞臺であることも相俟つて五月革命的な雰囲氣がつよいのだつた。
　蛇足ながらスペンサーが敵を絞め落とす技をもつてなかつたことが殘念である。

サムライ
　アラン・ドロンは腕利きの殺し屋のはずなのだが、自動車の盗みかたもアリバイのしかけも肝腎の殺しかたもぎこちなくて説得力がない。
　最初になんであんなにあつさりと捕まつたのか。尾行をかはすところなどなかなかスリリングであつたけれど。

絵画で読む聖書
　肝腎の圖版がちいさくて見づらい。言及されてゐる絵の圖版がないことも多い。
　聖人てのはどんなことをされても死なないのに首を斬られると死ぬのだな。なんだか「鬼滅の刃」の鬼みたい。

侠女
　輕功の描寫がおもしろい。現代ならワイヤーでフワーッとゆくところをポーンポーンと跳ねていくのですね。
　ストーリーの展開は理解しがたい。終盤にいたつて主人公が交代したかのやうな。

西行桜
　「孔雀王」みたいな。

ねじ巻き精霊戦記　天鏡のアルデラミンXI
　このネタを十二卷まで引張つてきたとは。