翻訳家の蔵書
 「サンリオSF文庫総解説」で言及されてたのを讀んだときから氣になつてゐた本。にしては讀むのに時間がかかつたな。C・A・スミスの本の譯者あとがきだつたかで述べてゐた文體についての話について、もつと詳しく書かれてないかと期待したがさほどでもなかつた。もういつそ文體についての本も書いてもらひたい。
 庭いぢりのたのしさだとか、たばこはそんなに旨いものなのかとか、妙なところが印象にのこる。

 

翻訳家の蔵書 (キイ・ライブラリー)

翻訳家の蔵書 (キイ・ライブラリー)

 

 

からかい上手の高木さん(1)

 

 
狙撃者

 エドワード・ドミトリク監督。
 かういふ作品がすでに1952年につくられてゐたのだな。と思つてしらべると、クイーン「九尾の猫」が1949年、「サイコ」は1960年であつた。

現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から
 おもしろい。この大部を(私にしては)さつと讀めた。最近のゲームほどわからないのは私のゲーム離れを示してゐるのか。
 私のすきな「カオスシード」がおほきく取りあげられてゐるのに驚く。

 

現代ゲーム全史  文明の遊戯史観から

現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から

 

 

特捜部Q キジ殺し
 ADLER-OLSENとあるからこれはエーズラ=オールスンといふ二重姓なのかしらん。
 ひとことで申せば私はカールの物語を讀みたかつたのにほとんどキミーの話だつた。キミーに魅力がないはいはぬが、ラストでピンチのカールをキミーが颯爽と救ふ展開はすんなりとは飲みこめなかつたな。

 

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)

 

 

ヨルとネル

 

 
アイスマン
 ドニー・イェンが出てるといふだけで觀たので結末にあつけにとられた。アクションは全然だめとはいはぬものの、さして評價できないし、コメディ部分はひどく低調である。ドニー・イェンも仕事えらばないなあ。