ある詩人への挽歌
 前半はおもしろいが、事件がおきるとつまらなくなり解決部はさらに退屈になる。
 亂歩がどうしてそこまで高く評價したのかわからないなあ。
 「しじん」を變換したら、「四神」と出た。どうなつてをるのか。
 社会思想社の、現代教養文庫といふのも思へば大仰な名前である。

 

ある詩人への挽歌

ある詩人への挽歌

 

 
千年ジュリエット
 短篇「初恋ソムリエ」もさうだつたが、「決闘戯曲」「千年ジュリエット」などでの突拍子もないアイディアをミステリへ結実させる手腕に感心するほかない。

 

千年ジュリエット (角川文庫)

千年ジュリエット (角川文庫)

  • 作者:初野 晴
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: 文庫