泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部
 「演義」を讀んでゐるとき劉備はだめな主人公だとしか思はれなかつた。だがこの小説を讀むと異常な幸運や奇怪なカリスマが興味深く、むしろタイトルロールの諸葛亮よりおもしろい。
 八陣圖のところで杜甫の詩がでてくるのは私もヘンだと思つた。
 大部な本であるが(私にしては)あつといふ間に讀了。

 

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部