2015-11-18 ■ 吸血鬼と精神分析(上) 書名から今度はフロイトなのかと思つてゐた。ラカンであつた。それはさうだと自分の迂闊さにあきれる。もちろんあちこちでフロイトにも言及するけども。ヴェルヌイユはクリステヴァであらうか。 フーコーもわからなかつたがラカンとなればさつぱりである。ハイデガーがわかりやすかつた氣がしてくるありさまよ。内容のわりには非常に讀みやすく、とりわけ「ヨブ記」をめぐる議論はおもしろい。 吸血鬼と精神分析(上) (光文社文庫) 作者: 笠井潔 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/07/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る