エンプティー・チェア(下)

 あひかはらずサックスはアホだし、ろくでもない保安官ばかりだし苛々させられた。ディーヴァーの小説は愚行が推進するやうになつてゐるのだと悟つた。
 ツイスト至上主義の弊害はきはまり、登場人物のあらかたが惡者になつてしまつた。

エンプティー・チェア〈下〉 (文春文庫)

エンプティー・チェア〈下〉 (文春文庫)