リヴァトン館 下
これは謎の物語である、と思ふ。が、肝腎の謎に魅力がない。あまりにミステリとして讀みすぎてしまつたかもしれぬ。むしろ印象的なのは時代の移りかはりの無慈悲なまでのはやさである。電話といふものの始まりを見たひとの晩年には携帶電話があたりまへになつてゐるとは。
- 作者: ケイトモートン,栗原百代
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 文庫
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これは謎の物語である、と思ふ。が、肝腎の謎に魅力がない。あまりにミステリとして讀みすぎてしまつたかもしれぬ。むしろ印象的なのは時代の移りかはりの無慈悲なまでのはやさである。電話といふものの始まりを見たひとの晩年には携帶電話があたりまへになつてゐるとは。